2016年3月18日、9thアルバム「Barbara Barbara, We Face a Shining Future」をリリース。

6年ぶりのオリジナルアルバム。その間はお互いにソロ活動などを行ってきた。前作は様々なアーティストとのコラボが中心だったが、今作はすべてリックとカール2人の共作となり、ハイ・コントラストとの共同制作となっている。ポップなメロディラインを持つ曲もあるが、以前のようなアッパーでライブで盛り上がりまくる様な曲はない。リズミカルな電子音を重ねてグルーヴを作り出していくスタイルがアンダーワールドの魅力だと思うのだが、徐々にアーティスティックな方向に行っているようだ。混沌とした電子音の揺らぎを作り出すのは並大抵の技術ではできないことだと頭では理解しているが、一般に流通するアルバムでこればかりやられてもライブが不安になるばかり。それはそれ、これはこれで、アルバムはメジャー志向で作れなかったのかなと思う。
(14)につづく
アルバム
41 Barbara Barbara, We Face a Shining Future(2016) ★★★