ロバート・フリップ(3-18) | ヒロエモンのハッソーハッソー

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(3-17)のつづき

 

1980年6月22日、オールバニ、JB Scotts公演。

DGMLive

(1)Inductive resonance(2)Trap(3)Heptaparaparshinokh(4)Thrang Thrang Gozinbulx III(5)Boy At Piano(6)Christian Children Marching Singing(7)Dislocated(8)Untitled(9)Minor Man(10)Thrang Thrang Gozinbulx II(11)Ooh Mr Fripp(12)Farewell Johnny Brill(13)Eye Needle(14)Inductive resonance(15)Dislocated

 

「私たちはダンスバンドです。ここにはダンスフロアがあります。」とマイクでスタート。音質は悪くヘロヘロだが、やがて改善される。「踊っているように見えません」メンバーが希望するほどあまり踊っていないようだ。観客は新しいクリムゾンのヒントを得ようと集まってきたファンが多いようで、(5)のラストは80年代クリムゾンの【Flame by Flame】へと発展した形跡があるし、(11)の修行僧のように高速フレーズを弾きまくる部分は【Flactured】へと繋がるイメージがある。

 

 

6月23日、ニューヘイブン、Toad's Place公演。

DGMLive

(1)RF Announcement(2)Inductive resonance(3)Trap(4)Heptaparaparshinokh(5)Thrang Thrang Gozinbulx III(6)Boy At Piano(7)Christian Children Marching Singing(8)Dislocated(9)Untitled(10)Minor Man(11)RF Announcement(12)Thrang Thrang Gozinbulx II(13)Ooh Mr Fripp(14)Farewell Johnny Brill(15)Eye Needle(16)Inductive resonance(17)Dislocated

 

「ここは観客席ではなくダンスフロアです。」とアナウンス。フリップがみなには踊って楽しんでもらいたいと思っても、そう思うようにはいかないらしい。それもそのはず観客はキング・クリムゾンのロバート・フリップを見に来ているわけで、クリムゾンの音楽は一切演奏せず、ダンスバンドだから踊ってほしいと言われても、この当時アルバムもリリースされていない状況で、初めて聞く奇妙で風変わりなダンスミュージックに観客の多くは戸惑い、困惑している様子が目に浮かぶ。まずはフリップはイスに座ってないで、立ち上がって楽しそうに踊りながら演奏していればだいぶ雰囲気も違ってくると思うのだが・・・。

 

 

(3-19)につづく