

熊谷守一は晩年の30年間家の外に出ず、庭で草や虫、猫など身近なものを観察し極端に単純化した絵を描いていたそうです。

しかし、ここに至るまでには画風の変化があり、初期には暗闇の中で光が映し出す様子の表現に凝ったり、

亡くなった次男の亡骸を描いた「陽の死んだ日」などが有名です。

あと、「裸婦」などはモデルの人に見せられないくらい単純化され、顔も書いてくれません。

個性的な絵画(書道や愛用の品などもあり)の作品が見れる今展示会、とても楽しめました。
今度機会があれば、豊島区の自宅に建てられた「熊谷守一美術館」にも行ってみたいと思います。