1980年12月8日、ジョン・レノンが射殺される。
1981年、ジョージ・ハリスンの「All Those Years Ago」にウィングスがコーラスとして参加。
同年4月27日、デニー・レインがウィングスを脱退し、グループは解散状態となる。
1982年3月、スティーヴィー・ワンダーとのデュエット「Ebony and Ivory」をリリース。
4月、3rdソロアルバム「Tug of War」を発表。

レノンの死のショックによりしばらく音楽活動を休止していたポールだったが、ビートルズのプロデューサーとして有名なジョージ・マーティンのプロデュースにより、スティーヴィー・ワンダー、リンゴ・スター、スティーヴ・ガット、カール・パーキンスなど豪華なゲストを迎えて制作された。先行シングルの【Ebony and Ivory】が大ヒットとなり、ビートルズ時代を想起させる楽曲をそろえたアルバムも高い評価となっている。ワンダーとはもう1曲【What's That You're Doing?】があり、他に
【Take It Away】ではリンゴとスティーヴ・ガットがツインドラムで参加、カール・パーキンスとのデュエット【Get It】、デニー・レインは【Ballroom Dancing】【The Pound Is Sinking】【Wanderlust】に参加している。またレノンへの追悼歌【Here Today】はYesterdayを想起させると話題に。
(13)につづく
アルバム
14 Tug of War(1982) ★★★★★