1975年9月から1年間に渡りワールドツアー。
1976年3月、5thアルバム「Wings at the Speed of Sound」を発表。

ポールのバンドと見られがちなウィングスだが、ポールはバンドとして見てほしいと思っていたようで、そのため今作ではポール自身によるヴォーカルは6曲に留め、リンダが1曲、デニー・レインが2曲、ジミー・マカロックとジョー・イングリッシュが各1曲と各メンバーに歌を任せている。デニーは透明な歌声で何とも言えない味わいがあるが、前作でも1曲歌っており、今作では2曲と他のメンバーよりも多く、ポールの評価も高いようだ。ポールの歌はどれも素晴らしく、特に【Silly Love Songs】は名曲。
5月から6月にかけて全米ツアー。この模様は同年ライブ盤「Wings over America」としてリリースされた。

(9)につづく
アルバム
8 Wings at the Speed of Sound(1976) ★★★★ウィングス名義
9 Wings over America(1976) ライブ盤 ウィングス名義