デヴィッド・シルヴィアン(1-6) | ヒロエモンのハッソーハッソー

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(1-5)のつづき

1987年、4th「Secrets of the Beehive」を発表。
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シルヴィアン自ら最高傑作と呼ぶ4thアルバム。彼はアンビエントなインストも手掛けるため、そっち系のミュージシャンとも見られるが、このアルバムでは歌ものに集中し、意識してポップ・ミュージックの領域に留まっているように思える。
参加ミュージシャンは坂本龍一(p)、スティーヴ・ジャンセン(ds)、ダニー・トンプソン(b)、フィル・パーマー(g)、ダニー・カミングス(perc)、デヴィッド・トーン(g)、マーク・アイシャム(flugelhorn,trumpet)など。特に坂本龍一はシンセサイザーやピアノのほかストリングスアレンジも手掛け、全曲に参加している。坂本はシルヴィアンの歌声が際立つようなアレンジを心掛けていたようで、そのため、静かでありながら力強いヴォーカルが印象に残るミックスとなった。
前作に引き続きジャズ・テイストを感じる作風が中心となるが、【Waterfront】のように「戦場のメリークリスマス」を想起させる曲もあり、坂本の影響の強さも感じる作品となっている。






(1-7)につづく

アルバム
5 Secrets of the Beehive(1987) ★★★★★