メインイベント ノーキャンバス+カミソリボード&ノコギリボードデスマッチ 葛西純&佐々木貴 vs 宮本裕向&木高イサミ
初公開のノコギリボードがリング上に。
両軍大歓声で入場。
ノコギリやカミソリボードに振るもギリギリセーフな攻防で始まる。
イサミが貴をカミソリボードにぶつける。
倒したカミソリボードへ額を押し付けるイサミ。
宮本も貴をカミソリに押し付け、ボディスラム。貴はイサミにドラゴン。葛西は宮本に延髄蹴りからノコギリボード葬。
イサミは葛西にカミソリボードへ河津がけ。お互いにカミソリボードの切れ端で何度も脳天へ振り下ろす。コイツら狂ってる・・・。
葛西はラリアットで倒すと貴が串刺しでカミソリボードを頭部に投げつける。
貴が雪崩式ブレーンバスター。
バズソーキックでイサミの動きを止め、ノコギリボードをリングにセッティング。
イサミが切り替えし、貴をボディスラム。
宮本が愛してますチョップ。貴が防御すると地獄突きから豹魔殺し。
二丁拳銃がコブラツイストの共演。貴と宮本がチョップ、ラリアットの打ち合い。
葛西が入ってきて貴とキス。
宮本に連続串刺しラリアットから合体フェースバスター。
ここで貴と葛西、板を撤去していく。
葛西は宮本を落とそうとするが宮本がこれをこらえ、イサミがダイビングボディアタックを見舞う。
ここで貴がDガイストでイサミと大穴の中へ落ちていく。
宮本が葛西にサンダーファイヤーパワーボム。しかしカウントは2。
ここで貴が蛍光灯束を持ち大穴から登場。
宮本に蛍光灯を叩き付ける。
貴が宮本にラリアットからDガイスト。葛西がノコギリで胸を刻み、シェーからのパールハーバースプラッシュ。
しかしイサミがダイビングダブルニードロップでカット。
イサミが貴にブレーンバスター。トペで動きを止めていると葛西が宮本にラリアット。
宮本、葛西にファイヤーサンダーもカウント1。ならばとバルキリースプラッシュ。これはカウント2。
最後は宮本が再びファイヤーサンダーで3カウント奪取。試合タイムは22分7秒。
宮本がマイク「なんか懐かしいね。でもこれで終わりってのはもったいないよな」イサミ「いやいや、はじめから終わらせるつもりはないよ。まだ始まってもいない」貴「おいお前ら、これで勝った気でいるのか?俺も葛西もまだまだこんなもんじゃ終わらねえぞ」と言うと葛西がマイク。
「負けて言うのもなんだけどよ、久しぶりにお前らとやって、お前ら確かに強くなったよ。でもお前らはよ、まだまだスポーツエンターテイメントとしてのデスマッチしかやってねんだな。俺と貴はお前らとやってないこの2年間、生きるためのデスマッチをやってきたんだよ。たしかにお前らはチームとしては強いよ。でも1対1でやったら俺と貴は負けるつもりはねえからな。オイ、宮本。お前入場してきた時に、なんかいいもん飾ってたじゃねえか。お前が男なら俺っちとその飾りかけてシングルでやろうじゃないか」と言うと大歓声。
葛西「負けたのは申し訳ない。でもよ、俺と貴、あいつら以上に凄いデスマッチやってきた自負があるからよ。これからもFREEDOMS、生きて帰るためのデスマッチやってこうじゃないか」と締めると胸を切り裂くポーズを見せ、大見得を切った。
メインもまた、観客の期待を裏切らない試合内容で盛り上った一戦となりました。ただ正直ノコギリボードのインパクトが期待ほどではなかったので、例えばボードがクラッシュしたら取り外して単体で使うなどすれば、アイテムとして広がっていけるのかなと思う。
デスマッチ3試合ともすべて異なるカラーの試合となり、素晴らしい興業でした。しかしこの試合の後、5月5日大日本プロレス横浜大会にて、宮本はBJW認定デスマッチヘビー級王座から陥落してしまったのが残念。同じデスマッチとはいえ、方向性の異なる世界を表現する葛西&貴のFREEDOMS勢とヤンキー2丁拳銃。この機運を逃すことなく、さらに熱いデスマッチのイデオロギー闘争を期待します。