キング・クリムゾン(5) | ヒロエモンのハッソーハッソー

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(4)のつづき

1970年、新作のレコーディングにメル・コリンズ(sax,fl)、キース・ティペット(p)が参加。そしてマイケル・ジャイルズ(ds)とピーター・ジャイルズ(b)を呼び寄せ、フリップの幼馴染のゴードン・ハスケル(vo)まで借り出して制作開始。

3月15日、2nd「In the Wake of Poseidon」を発表。
イメージ 1

(1)Peace – A Beginning (2)Pictures of a City including "42nd at Treadmill" (3)Cadence and Cascade (4)In the Wake of Poseidon including "Libra's Theme" (5)Peace – A Theme (6)Cat Food (7)The Devil's Triangle I. "Merday Morn" II. "Hand of Sceiron" III. "Garden of Worm" (8)Peace – An End

基本的に前作の延長線上にある作品。【In the Wake of Poseidon】はメロトロンを使用してエピタフに似ている雰囲気だが、二番煎じではなくメロディのしっかりした緊張感のある作風だし、Marsを再構築した【The Devil's Triangle】はより破壊的に、メル・コリンズのサックスを中心とした【Pictures of a City】はジャズ的なサウンドと、個性ある楽曲が並ぶ。ゴードン・ハスケルが歌う【Cadence and Cascade】は、弱々しいヴォーカルが気になるが、曲の雰囲気には合っているようだ。ちなみにこの曲はグレッグ・レイクが歌うヴァージョンも存在し、40周年記念盤に収録されている。ちなみに【Cat Food】はシングルカットされ、B面には【Groon】が収録されている。

このメンバーでツアーを行えなかったことが残念。In The Wake of Poseidonはライブヴァージョンが聴きたかった。

In the Wake of Poseidon



3月25日、BBCのTop of the Popsに出演。このメンバーで唯一の演奏シーン。

Cat Food



グレッグ・レイクがエマーソン・レイク&パーマー結成のため脱退。これによりメンバーはロバート・フリップとピート・シンフィールドだけとなった。


(6)につづく