第4試合 豊田真奈美&Ray vs 真琴&ライディーン鋼
先発はデビュー11周年と紹介されたRay。真琴にエルボー、ミサイルキックを打ち込む。豊田もミサイルキックでアシスト。
真琴はチョップ、タックルを打ち込むが豊田は微動だにしない。Rayは鋼に619から水平チョップの連打。コーナーに詰められるがロープ上を側転で回避。
Rayがジャーマンから、豊田とダブルのムーンサルトプレスで3カウント奪取。試合タイムは12分5秒。
抱き合って喜ぶ豊田&Ray。Rayは同じムーンサルトの使い手の先輩、豊田と組めて嬉しいとのマイク。
メインイベント 下田美馬&小林香萌 vs ダンプ松本&雫有希
プロになってから久々に見る雫選手。実は私、雫選手見たさにこの日会場に足を運びました。
ダンプ松本入場。さすが会場の空気が一変。多くのお客さんはダンプ見たさに来ていたようです。ネームバリューの力を実感した瞬間です。
先発はここ春日部が地元の小林。雫にエルボー、串刺しドロップキックで攻め込んでいく。しかし雫もボディスラム一閃。
さっそく場外戦へ。ダンプ、小林を連れ回して大暴れ。
小林、ダンプにドロップキックを打ち込むも微動だにせず張り手をもらう。代わった雫は左右のハンマーパンチ連打。小林はエルボー、ドロップキックで返すと下田にタッチ。しかし下田、ダンプ組に捕まる展開。
ダンプ、竹刀を小林に振り下ろす。
続いてレフェリーにも。
小林、ダンプの竹刀を避けるもラリアットを喰らう。ボディプレスは下田がカット。雫「春日部ふれあいキューブにお集まりの皆さん、愛してま~す」からのダイビングエルボー。そして地獄突き。
雫はバカチンガーエルボーを放つが(最近こんなことやってたんだ)、小林は低空ドロップキックで反撃。
代わった下田にフィッシャーマン、も決まらず。
そしてぶっこ抜きジャーマン。
下田、ダンプの竹刀を雫に誤爆させることに成功させ、小林が雫にフィッシャーマン。しかしダンプが竹刀でカット。
苦しがる小林を雫がネックハンギングボムで3カウント奪取。試合タイムは11分40秒。
雫の勝利。
雫「今日は地元(越谷)の隣ということで、家族と壇家さんたちに来ていただいています。」とマイク。ダンプがマイクを持つと試合中に「がんばれー」と選手を応援していた小さな女の子が怖がって泣き出してしまった。「オイ、コラ泣くな!笑え!」と言うも泣き止むはずもなく、日向選手がそばに駆け寄りフォロー(あとでダンプもフォローしていた)。
ダンプ「こいつ(小林)も最近頑張っている。最後に何か言え。」と小林にマイクを渡す。小林「今日は地元春日部にお集まりいただきありがとうございます。これからどんどん成長していきたいと思います。今日はありがとうございました。」と丁寧なマイクで締め。
初めて見たREINA女子プロレス。WNCが突然解散となり所属の女子レスラーは今は苦しいところだと思いますが、選手たちは頑張っていました。ただ今日の大会はやはりダンプ松本につきます。休憩時間中にお客さんが携帯で「今日はダンプが出るんだよ」と友人と話しているのを見て、結局今日の女子プロレス=ダンプ松本が出るプロレスのイメージなんだなと思いました。
本来この団体のエースは朱里。エースとしての佇まいは伺えたもののベルトは持たず、しかもセミ以下に出場とあっては、初見のお客さんには一番強いレスラーは誰なのか理解してもらえなかったと思います。
結局この日が楽しければいいという感じで、将来に向かって種をまくことはできなかったんじゃないでしょうか。唯一小林選手が地元のレスラーなので、これからが楽しみではあるのですが、まだまだ新人のため多くの方に応援されている感じではありませんでした。
小林選手がもっと実力をつけて、胸を張って地元に凱旋できることを願っています。
最後に雫選手。私はアマチュア時代から試合を見ていますが、グラウンドの強さは言うに及ばず、プロとして魅せる要素も備わってきていると思いました。今日はダンプと組んだのでヒールっぽい動きもあったんですが、どうしても性格の良さが見えてしまい悪に徹しきれない感じがしました。しかし先輩レスラーから貪欲に吸収しようとする姿勢が見えたので、これからも期待したいです。どうせならもっと僧侶としての個性を前面に出したほうがいいのではないかと思うのですが、どうでしょうか。