衝撃の書である。「食塩摂取量と高血圧とに因果関係はない」「コレステロールは健康の味方」などの言葉が飛び出す。
著者は物理学者で、「分子生物学」「分子栄養学」に立脚して良質のタンパク質と大量のビタミンを摂取することで病気を予防し健康になるという。
病気の原因は活性酸素。活性酸素を掃除するスカベンジャーという物質を摂取することが大切と説く。スカベンジャーはにんじん、かぼちゃ、トマト、かんきつ類、海藻、鶏、魚の卵、うなぎ、シジミなどに含まれている。「良質タンパク質」「大量のビタミン」そして「スカベンジャー」が三種の神器となって三石理論が完成。著者は95歳で亡くなるまで三石理論を実践し、健康で活躍されていたそうです。