相対性理論(2) | ヒロエモンのハッソーハッソー

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(1)のつづき

2010年、3rdアルバム「シンクロニシティーン」リリース。
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相変わらずの不思議少女ぶりを発揮するやくしまるえつこの詩と歌声が堪能できるとともに、今作では曲ごとに雰囲気が異なる世界を的確なアンサンブルで表現するバンドメンバーが素晴らしい。メンバーは基本的に流動的のようだが、ギターの永井聖一はデビューからずっと参加している模様で、その引き出しの多さに驚きながら何度も聴きこんでしまう。
今作ではキラーチューン【ミス・パラレルワールド】が特に素晴らしい。他にもロックテイストのアレンジが素晴らしい【人工衛星】、ギターで聴かせてしまう【チャイナアドバイス】【マイハートハードピンチ】、アップテンポの【ペペロンチーノ・キャンディ】、完全にスミスと化した【三千万年】、ライブ映えしそうな【気になるあの娘】など注目の曲が多く満足の1枚だ。

詩が一部中田ヤスタカ風に感じられたり違和感を感じる部分があるのだが、それもそのはず真部脩一や永井聖一などやくしまる以外も作詞しているようだ。ちなみにやくしまるは別名のティカ・αの名でも参加している。

ミス・パラレルワールド


人工衛星


ペペロンチーノ・キャンディ



2011年、4thアルバム「正しい相対性理論」リリース。
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新曲は3曲のみで、後はリミックスという変則盤。ファンク調でラップを導入した【Q/P】の他、落ち着いた曲調の【Q&Q】【(1+1)】が新曲。他のリミックスが独特すぎて好ききらいが分かれそうだ。

Q/P



相対性理論は他アーティストとのコラボ作品があるほか、やくしまるえつこはソロとしても多彩な活動をしている。機会があればそちらもチェックしてみたいと思うとともに、今後の活動にも注目していきたい。


(3)につづく


アルバム
3 シンクロニシティーン (2010) ★★★★
4 正しい相対性理論 (2011) ★★