今年のWWEホール・オブ・フェイムは、ショーン・マイケルズを始め、ハクソー・ジム・ドゥガン、ロード・ウォリアーズ、ボブ・アームストロングなどの他、アブドーラ・ザ・ブッチャーらが受賞しました。
ブッチャーの受賞には驚きました。なぜなら、主に日本で活躍していたからなんです。
最近受賞した顔ぶれを見れば、WWE(WWF)で長年活躍した選手の他に、主に他団体で活躍していた選手も選出されることが多くなってきました(昨年のアントニオ猪木や過去にはエリック兄弟、主にAWAで活躍したニック・ボックウィンクルなど)。
しかも、ロード・ウォリアーズのようにWWEでのリング名(リージョン・オブ・ドゥーム)ではなく、一般に知られた名前で表彰を受けるなどしています。
これは一体、どういう理由なんでしょうか。
現在のアメリカマットは、過去にライバル団体WCWを吸収したことによりほぼWWEの独占状態にあります。そのことによって、プロレス界を代表する団体はウチだと団体側が考えていることや、WWEとの接点は少なかったが、プロレス界で活躍した選手の実績を正当に評価することで、殿堂の価値を高めるとともに、そういった他団体で活躍した選手の不満を解消する意味合いもあるのではないかと思うのです。
殿堂入りというスポットライトを浴びて気分を害する人はいないわけですからね。
今後はどんなメンバーが選出されるのかわかりませんが、個人的にはすでに鬼籍に入ったレスラーも評価してほしいと思います。