モリのアサガオ | ヒロエモンのハッソーハッソー

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私はほとんどドラマを見ないのですが、最近テレビ東京で始まった「モリのアサガオ」にハマりました。

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主人公は死刑囚舎房に配属された新人刑務官。死刑囚は懲役囚のような作業などはなく、刑が執行されるまで思い思いに過ごしています。自ら犯した罪を悔いている者もいれば、全く反省などしていない者もいます。主人公は死刑囚を管理する日々の中で、死刑に対する思いが揺れ動きます。

反省などしないどころか、遺族を誹謗する死刑囚・・・死刑になって当然だという気持ち。
長い時間をかけて自ら犯した罪を悔いる死刑囚に対して死刑をすることが正しいことなのか・・・という気持ち。

また、仇討ちをしたため死刑囚となった者もいて、さらに気持ちが揺れ動きます。遺族の思いを知った時、死刑囚は・・・?


江戸時代、日本では仇討ちは認められていました。しかしそのほとんどは相手に会えなかったり、逆にやられたりしたそうです。明治時代に仇討ちが禁止され、遺族に替わって行政側で刑の執行を行うようになりました。

最近では殺人を犯しても簡単に死刑にはならず、懲役刑と死刑との間に差があり過ぎるという意見もありながら、逆に死刑制度そのものについての疑問も出ています。

個人的には故意に人を殺せば死刑は当たり前だと考えていて、犯罪の抑止効果として死刑制度は必要だと思っています。また、犯罪者の更生に重点が置かれ、反省すれば刑が軽くなるというのも被害者にとって理解しがたい事だと思います。


主人公は死刑囚がなぜそのような行動をとったのか、生い立ちも含めて知ろうとします。

結論など簡単には出ない深く暗い話です。


原作コミックも並行して読み始めていまして、ドラマは原作と違う所も散見されますが、とてもよくできていると思います。