(2)のつづき
ランディ・ローズを失ったオジー・オズボーン・バンドは、後任に元ギランのバーニー・トーメを助っ人に迎えてツアーをこなすが、すぐに脱退。
その後任に元ルビコン~ナイト・レンジャーのブラッド・ギルスが加入し、ツアーをこなす。
このときのメンバーでのライブ盤が1982年に発売された「SPEAK OF THE DEVIL」だ。
ただ残念ながら収録されているのはすべてブラック・サバスの曲。なぜ、こんなことになってしまったのだろうか。
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ただ残念ながら収録されているのはすべてブラック・サバスの曲。なぜ、こんなことになってしまったのだろうか。
ライナー・ノーツによると、ランディ時代のライブ盤を発売しようとしたら、きちんとした音源が少なく、LP2枚組にするとA~C面で終わってしまうことが判明。そこで新たにライブをしてその音源を収録しようとしたら、音質の面でバランスが取れなくなった。それではと全曲新たにライブ・レコーディングすることにしたが、ここでキーボードのドン・エイリーが脱退。キーボードなしではオジーの1st、2ndの曲は演奏できないとのことで、オジーのレパートリーでキーボードなしの曲は必然的にブラック・サバスの曲しか残ってなかったというのである。
得意のアーミングを駆使して激しく演奏するブラッド・ギルス時代は日本公演も行い、大いに注目を集めた。現在ではなかったことになっている?ブラッド時代だが、もし、オリジナル・アルバムを制作していたら、さらに注目されていただろう。
1982年、ブラッドはナイト・レンジャーに戻って行った。
(4)につづく
第3期 1982
オジー・オズボーン(vo)、バーニー・トーメ(g)、ルディ・サーゾ(b)、ドン・エイリー(key)
トミー・アルドリッチ(ds)
オジー・オズボーン(vo)、バーニー・トーメ(g)、ルディ・サーゾ(b)、ドン・エイリー(key)
トミー・アルドリッチ(ds)
第4期 1982
オジー・オズボーン(vo)、ブラッド・ギルス(g)、ルディ・サーゾ(b)、ドン・エイリー(key)
トミー・アルドリッチ(ds)
オジー・オズボーン(vo)、ブラッド・ギルス(g)、ルディ・サーゾ(b)、ドン・エイリー(key)
トミー・アルドリッチ(ds)
第5期 1982
オジー・オズボーン(vo)、ブラッド・ギルス(g)、ピート・ウェイ(b)、
リンゼイ・ブリッジウォーター(key)、トミー・アルドリッチ(ds)
オジー・オズボーン(vo)、ブラッド・ギルス(g)、ピート・ウェイ(b)、
リンゼイ・ブリッジウォーター(key)、トミー・アルドリッチ(ds)