バチバチは危険なのでは? | ヒロエモンのハッソーハッソー

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聴いてる音楽、プロレス観戦、美術展など

今日はプロレスの話。


1995年にプロフェッショナルレスリング藤原組から藤原嘉明以外の若手が独立し、「格闘探偵団バトラーツ」が設立されました。

エースは若手の石川雄規

ネームバリューのあるレスラーがいないため当初の興業は苦戦続きだったようですが、バチバチスタイルという激しい試合でファンを増やし、一時は両国国技館で興業を打つまでになりました。

自分も当時はバトラーツを応援して、後楽園や横浜文体などに出かけ、何度か観戦しました。
一時は成功したビジネスモデルとまで言われたものですが、その一方でトラブルを抱え、徐々にスケールダウン。選手も少なくなりました。


3年ほど前、かつて同団体に所属していた池田大輔選手がフーテンプロモーションを設立し、バチバチスタイルを復活させました。

その一方で石川率いるバトラーツも地道に活動を続けてきましたが、やがてフーテンプロと交流が始まり、現在は両団体共催で全15選手参加のトーナメント「ヤングジェネレーションバトル2008」が開催中です。


そのバチバチスタイルですが、TVで見た限りとにかく激しいんです。
3カウントのフォールはないので、KOかギブアップを奪わなくてはいけません。


昔からバチバチスタイル自体は変わっていないので、昔と同じだと思います。たぶんお客さんは試合後「凄いものを見た」と感じているはずです。自分も昔そうでしたから。

ただ、K-1やキック、総合格闘技などいろんな格闘技も見た現在の目でみると、かなり激しいことをしているように思います。


素手の拳で顔面パンチ!

当たり前のようにやってます。どう考えても危険です。意識が飛ぶことだってあるはず。


側頭部に蹴り!

特に倒れた相手の側頭部に蹴りを入れるのは危険です。
WWE時代からTAJIRIがよくやっている技と同じですが、あれはプロレス流の音のする蹴りです。
DREAMなどの現在の総合格闘技では、相手が4点ポジション時に蹴りを入れることは危ないので禁止されています。しかもバチバチはガードしないのでモロに入っています。


顔面パンチといい蹴りといい、頭部に直接ダメージを与える技を繰り出すのが多いように見受けられます。しかもプロレスのリングですからガードしません。

格闘技の技をガードしないで受けるのは危険です。



自分の息子や、もし自分がジムを経営していて弟子が出たいと言ってもやらせるのはためらいますよ。


両団体には、安全管理をしっかりとしていてほしいです。

リングドクターがいるようですけどね。