TOTO | ヒロエモンのハッソーハッソー

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TOTOは、1976年にボズ・スキャッグスのレコーディングに参加したデヴィッド・ペイチ(key)とジェフ・ポーカロ(ds)をきっかけに結成されたバンドで、二人は少年時代から親交があった。


また、そのスタジオにいたデヴィッド・ハンゲイト(b)と、ジェフの弟スティーヴ・ポーカロ(key)とその同級生のスティーヴ・ルカサー(g)を誘い、ボビー・キンボール(vo)をスカウトし1978年に結成された。


1978年「TOTO」でデビュー。
ちなみに収録曲の「Child's Anthem」は、猪木VSマサ斎藤の巌流島決戦のTV中継で効果的に使われた曲として印象が残っている。

2nd「HYDRA」はファンタジー色の強い大作志向のアルバムで傑作。
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3rd「TURN BACK」は一転してロック色が強くなった。


4th「TOTOⅣ」はグラミー賞を取るなど大いに評価されたアルバムだが、個人的にはあまり好きではない。


ここでボビー・キンボールとデヴィッド・ハンゲイトが脱退しファーギィ・フレデリクセン、マイク・ポーカロが加入し、1984年に5th「ISOLATION」をリリース。
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このアルバムはあまり評価されなかったが、個人的に大好きで、捨て曲一切無しの素晴らしいアルバムです。おすすめ!


1986年、ヴォーカルが「スター・ウォーズ」や「未知との遭遇」の映画音楽を担当したジョン・ウィリアムスの息子ジョセフ・ウィリアムスに替わり、6th「FAHRENHEIT」をリリース。


また、1988年スティーヴ・ポーカロがメンバーから外れ、5人となり7th「THE SEVENTH ONE」をリリース。これも素晴らしいアルバムだ。
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1990年、ベスト盤「PAST TO PRESENT 1977-1990 」に収録の新曲にジャン・ミッシェル・バイロンがヴォーカルで加入しツアーに参加するも脱退。


1992年、スティーヴ・ルカサーがヴォーカルも兼ね「KINGDOM OF DESIRE 」を完成させるもドラムスのジェフ・ポーカロが急逝。(この頃からルカサーがバンドの中心となる)

サイモン・フィリップスを迎えてツアーをこなし、サイモンが正式メンバーとなる。


1999年初代ヴォーカルのボビー・キンボールが復帰。


2006年、キーボードにグレッグ・フィリンゲインズが参加した最新作「FALLING IN BITWEEN」をリリース。
そして今年になって、最新ライブアルバム「FALLING IN BETWEEN LIVE 」がリリースされた。
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オリジナルメンバーのデヴィッド・ペイチがツアーに同行しなくなったことに加え、マイク・ポーカロが怪我のためリーランド・スクナーを代役にこなしたライブだ。

所々にベース、ギター、ドラムの各ソロが入る構成となっていて、昔の曲などはメドレー形式だったので、正直じっくり曲を聴きたかったのが残念だ。


TOTOはこのツアー終了後、無期限の活動休止に入る。

(2)につづく



アルバム
1 TOTO (1978) ★★★★
2 HYDRA (1979) ★★★★★
3 TURN BACK (1981) ★★★★
4 TOTOⅣ (1982) ★★★
5 ISOLATION (1984) ★★★★★
6 DUNE (1984) サウンドトラック
7 FAHRENHEIT (1986) ★★★★
8 THE SEVENTH ONE (1988) ★★★★★
9 PAST TO PRESENT 1977-1990 (1990) ベスト盤
10 KINGDOM OF DESIRE (1992) ★★★★
11 ABSOLUTELY LIVE (1993) ライブ盤
12 BEST BALLADS (1995) ベスト盤
13 TAMBU (1995) ★★★★
14 TOTO XX<1977-1997> (1998) 未発表曲集
15 MINDFIELS (1999) ★★★
16 LIVEFIELDS (1999) ライブ盤
17 THROUGH THE LOOKING GLASS (2002) カヴァー・アルバム
18 25TH ANNIVERSARY: LIVE IN AMSTERDAM (2003) ライブ盤
19 FALLING IN BETWEEN (2006) ★★★★
20 FALLING IN BETWEEN LIVE (2008) ライブ盤


メンバー
第1期 1978-1983
 ボビー・キンボール(vo)、スティーヴ・ルカサー(g,vo)、デヴィッド・ハンゲイト(b)、
 デヴィッド・ペイチ(key,vo)、スティーヴ・ポーカロ(key)、ジェフ・ポーカロ(ds)

第2期 1984-1985
 ファーギィ・フレデリクセン(vo)、スティーヴ・ルカサー(g,vo)、マイク・ポーカロ(b)、
 デヴィッド・ペイチ(key,vo)、スティーヴ・ポーカロ(key)、ジェフ・ポーカロ(ds)

第3期 1986-1988
 ジョセフ・ウィリアムス(vo)、スティーヴ・ルカサー(g,vo)、マイク・ポーカロ(b)、
 デヴィッド・ペイチ(key,vo)、スティーヴ・ポーカロ(key)、ジェフ・ポーカロ(ds)

第4期 1988
 ジョセフ・ウィリアムス(vo)、スティーヴ・ルカサー(g,vo)、マイク・ポーカロ(b)、
 デヴィッド・ペイチ(key,vo)、ジェフ・ポーカロ(ds)

第5期 1990
 ジャン・ミッシェル・バイロン(vo)、スティーヴ・ルカサー(g,vo)、マイク・ポーカロ(b)、
 デヴィッド・ペイチ(key,vo)、ジェフ・ポーカロ(ds)

第6期 1992
 スティーヴ・ルカサー(g,vo)、マイク・ポーカロ(b)、デヴィッド・ペイチ(key,vo)、
 ジェフ・ポーカロ(ds)

第7期 1992-
 スティーヴ・ルカサー(g,vo)、マイク・ポーカロ(b)、デヴィッド・ペイチ(key,vo)、
 サイモン・フィリップス(ds)

第8期 1998-
 ボビー・キンボール(vo)、スティーヴ・ルカサー(g,vo)、マイク・ポーカロ(b)、
 デヴィッド・ペイチ(key,vo)、サイモン・フィリップス(ds)

第9期 2006-2008
 ボビー・キンボール(vo)、スティーヴ・ルカサー(g,vo)、マイク・ポーカロ(b)、
 デヴィッド・ペイチ(key,vo)、グレッグ・フィリンゲインズ(key,vo)、サイモン・フィリップス(ds)