ヘルメスエンゼルス | ヒロエモンのハッソーハッソー

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この間、ウチのポストに「ヘルメスエンゼルス」という小冊子が入っていました。

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中を開くと「頑張れ天使の卵たち」と題して大川隆法氏が子どもたちに向けた講演会の様子が掲載されていました。


子どもたちの感想
「日本には、まだ宗教を信じていない人がたくさんいるので、ぼくは科学者を目指してこの教えを広めていきたいと思います。」
「信仰に理解のない教師であっても、信仰の素晴らしさを『知らないだけ』だと気づき、忍耐強く真理を伝えていくことの大切さを感じました。」

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・・・

みんな笑顔です。お母さんも・・・。


この子たちの親は何をかんがえているんでしょうね。

まだ自分で判断できない子どもたちに、こういう宗教の場に連れて行くことは、特定の思想を植えつけることになり、そのため今後の子どもたちの人生において、世の中には様々な考え方があることを知らせず、親が信仰しているからといって、ある特定の考え方だけが真実であるかのように教えることは、決して子どもたちのためにはならないと思う。


「なるほど世界の偉人時空探検隊!」と題したコーナーではお釈迦さまを取り上げています。
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エジソンとかキュリー夫人といった人たちを押しのけて、いきなり釈迦ですよ!


また、学校に馴染めなくて悩んでいる子どもの親の「子育て日記」では、そういうときに親は「お祈り」をしたといいます。
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もちろん、」学校側とよく話し合ったようですが、最初は学校側が話し合いにならなかったのに、お祈りをしたことで道が開けて、校長先生に理解してもらえたかのように書かれています。



また、悪魔の嫌うことは「明るく積極的な生き方をすること」として、大川氏の言葉を載せています。
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この考え自体は別にいいんですが、自分が気になったのは違うことです。


この冊子の発行元は「宗教法人 幸福の科学」となっています。
つまり民間でいえば会社の商品などを紹介するパンフレットみたいなものです。

大川氏は総裁ですから民間でいえば社長の立場といえます。

まず、社長なのに自分のことを「先生」と書くのは一般人にとって違和感があります。
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しかも社長の紹介で自分の生まれを「お生まれになりました」と書くか?普通。


そこのところが一般人とずれているところでしょう。


しかも、子どもたちが興味を引くように、漫画チックに作ってあります。

上の子に読ませてみました。
やはり何か違和感を感じたようです。


自分は大川氏に関して過去にかなり書籍を読んだことがあります。
信仰するにしろしないにしろ、かなり面白かったので悪い印象はありませんでした。
でもこうした子どもを狙った冊子は有害です。
そんなこともわからない組織になっているんでしょう。


ちなみに、妻は不定期に教会に通っています。
自分ひとりで行くなら自分は別にかまいません。

一度子どもたちを連れて行こうとしましたが、それだけは止めさせました。
また牧師さんが家に来ると言ったときに、それも止めました。

宗教を信じることは個人の自由ですが、家族や他人を巻き込むのは反対です。