ドイツのHMバンド、ハロウィンを紹介しよう。
1984年、カイ・ハンセン、マーカス・グロスコフ、インゴ・シュヴィヒテンバーグらに、マイケル・ヴァイカートが合流し、ハロウィンと名乗ることになる。
当初は、カイ・ハンセンがヴォーカルも兼ね、疾走するスピードとゴリゴリするギターで注目を集める。
ヴォーカル専門のマイケル・キスクが加入すると一変。
カイでは不足がちだった声域の広さでメロディを歌い上げ、ポップな声でバンドのイメージが出来上がった。
3rd~4th「Keeper Of The Seven Keys 」は傑作。
カイでは不足がちだった声域の広さでメロディを歌い上げ、ポップな声でバンドのイメージが出来上がった。
3rd~4th「Keeper Of The Seven Keys 」は傑作。
どことなく、どこかで聴いたことのあるメロディなのも、ハロウィンらしい。
1989年、バンドの成功にも関わらず、カイが脱退。カイはその後、ガンマ・レイを結成する。
後任にローランド・グラポウが加入し、レコード会社を移籍したことにより、ますますポップ路線になる。
あまりのポップさに、ファンの反感を買う。
キスク、インゴが脱退。
1994年、元ピンク・クリーム69のアンディ・デリス、元ガンマ・レイのウリ・カッシュが加入。
新体制で臨んだ「Master Of The Rings 」は素晴らしい出来だった。
キスクという個性的なヴォーカルの後任で、しかも成功を収めたあとだけあって、ファンを引き止めるのは難しいことだが、どんな歌でも歌いこなせるアンディの歌唱力は素晴らしかった。
しかも、彼が作る哀愁を帯びたメロディは、新しいハロウィンの路線の一つとなった。
しかも、彼が作る哀愁を帯びたメロディは、新しいハロウィンの路線の一つとなった。
以後、よりヘヴィに、スピーディになったバンドは新たな道を歩み始めるが、ここでメンバーチェンジがある。
グラポウとカッシュが脱退し、2人はその後マスタープランを結成する。
後任にサシャ・ゲルスナー(g)とマーク・クロス(ds)が加入するも、クロスが病に倒れ、モーターヘッドのミッキー・ディーを呼び、レコーディングしたのが「Rabbit Don't Come Easy 」。
グラポウとカッシュが脱退し、2人はその後マスタープランを結成する。
後任にサシャ・ゲルスナー(g)とマーク・クロス(ds)が加入するも、クロスが病に倒れ、モーターヘッドのミッキー・ディーを呼び、レコーディングしたのが「Rabbit Don't Come Easy 」。
アクセプト、U.D.Oのステファン・シュヴァルツマンを正式メンバーに迎える。
ステファンが脱退し、ダニ・ルブレを迎えてあの名作の続編「Keeper Of The Seven Keys - The Legacy」を発表。
そして今年、新作「Gambling With The Devil 」が発表された。
これは強力だ。捨て曲一切なしの大傑作と言っていいかもしれない。
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これは強力だ。捨て曲一切なしの大傑作と言っていいかもしれない。
現在のバンド内が充実している証だね。
新作から「As Long As I Fall 」
アルバム
1 Helloween (1985) ミニ・アルバム
2 Walls Of Jericho (1986) ★★★★
3 Keeper Of The Seven Keys Part 1 (1987) ★★★★
4 Keeper Of The Seven Keys Part 2 (1988) ★★★★★
5 Live In The UK (1989) ライブ盤
6 Pink Bubbles Go Ape (1991) ★★★
7 The Best, The Rest, The Rare (1991) ベスト盤
8 Chameleon (1993) ★★
9 Master Of The Rings (1994) ★★★★
10 The Time Of the Oath (1996) ★★★★
11 Better Than Raw (1998) ★★★★
12 Metal Jukebox (1999) カバー・アルバム
13 The Dark Ride (2000) ★★★★
14 Treasure Chest (2002) ベスト盤
15 Rabbit Don't Come Easy (2003) ★★★★
16 Keeper Of The Seven Keys - The Legacy (2005) ★★★★
17 Keeper Of The Seven Keys The Legacy World Tour 2005/2006 Live On 3 Continents (2007) ライブ盤
18 Gambling With The Devil (2007) ★★★★★
1 Helloween (1985) ミニ・アルバム
2 Walls Of Jericho (1986) ★★★★
3 Keeper Of The Seven Keys Part 1 (1987) ★★★★
4 Keeper Of The Seven Keys Part 2 (1988) ★★★★★
5 Live In The UK (1989) ライブ盤
6 Pink Bubbles Go Ape (1991) ★★★
7 The Best, The Rest, The Rare (1991) ベスト盤
8 Chameleon (1993) ★★
9 Master Of The Rings (1994) ★★★★
10 The Time Of the Oath (1996) ★★★★
11 Better Than Raw (1998) ★★★★
12 Metal Jukebox (1999) カバー・アルバム
13 The Dark Ride (2000) ★★★★
14 Treasure Chest (2002) ベスト盤
15 Rabbit Don't Come Easy (2003) ★★★★
16 Keeper Of The Seven Keys - The Legacy (2005) ★★★★
17 Keeper Of The Seven Keys The Legacy World Tour 2005/2006 Live On 3 Continents (2007) ライブ盤
18 Gambling With The Devil (2007) ★★★★★
メンバー
第1期 1984-
カイ・ハンセン(vo,g)、マイケル・ヴァイカート(g)、マーカス・グロスコフ(b)、
インゴ・シュヴィヒテンバーグ(ds)
第1期 1984-
カイ・ハンセン(vo,g)、マイケル・ヴァイカート(g)、マーカス・グロスコフ(b)、
インゴ・シュヴィヒテンバーグ(ds)
第2期 1987-
マイケル・キスク(vo)、カイ・ハンセン(g)、マイケル・ヴァイカート(g)、
マーカス・グロスコフ(b)、インゴ・シュヴィヒテンバーグ(ds)
マイケル・キスク(vo)、カイ・ハンセン(g)、マイケル・ヴァイカート(g)、
マーカス・グロスコフ(b)、インゴ・シュヴィヒテンバーグ(ds)
第3期 1991-
マイケル・キスク(vo)、マイケル・ヴァイカート(g)、ローランド・グラポウ(g)、
マーカス・グロスコフ(b)、インゴ・シュヴィヒテンバーグ(ds)
マイケル・キスク(vo)、マイケル・ヴァイカート(g)、ローランド・グラポウ(g)、
マーカス・グロスコフ(b)、インゴ・シュヴィヒテンバーグ(ds)
第4期 1994-
アンディ・デリス(vo)、マイケル・ヴァイカート(g)、ローランド・グラポウ(g)、
マーカス・グロスコフ(b)、ウリ・カッシュ(ds)
アンディ・デリス(vo)、マイケル・ヴァイカート(g)、ローランド・グラポウ(g)、
マーカス・グロスコフ(b)、ウリ・カッシュ(ds)
第5期 2003-
アンディ・デリス(vo)、マイケル・ヴァイカート(g)、サシャ・ゲルスナー(g)、
マーカス・グロスコフ(b)、ステファン・シュヴァルツマン(ds)
アンディ・デリス(vo)、マイケル・ヴァイカート(g)、サシャ・ゲルスナー(g)、
マーカス・グロスコフ(b)、ステファン・シュヴァルツマン(ds)
第6期 2005-
アンディ・デリス(vo)、マイケル・ヴァイカート(g)、サシャ・ゲルスナー(g)、
マーカス・グロスコフ(b)、ダニ・ルブレ(ds)
アンディ・デリス(vo)、マイケル・ヴァイカート(g)、サシャ・ゲルスナー(g)、
マーカス・グロスコフ(b)、ダニ・ルブレ(ds)