きのうの不登校講演会にご参加くださった皆様、スタッフの皆様、ありがとうございました。詳しいことはアンケート結果を拝見してからあらためて報告しますが、講演等の依頼仕事が9か所だった今年度前半を締めくくるにふさわしい、充実した2時間半を過ごさせていただきましたキラキラ

 

 ところで、昨年度の終わり(3月末)か今年度の始まり(4月頭)の時期に、2022年度の講師業の振り返りを書きたかったのにできなかったので、半年遅れですがきょう振り返りながら、今年度前半の結果につながるように書きたいと思います。

 

 

自作のパワーポイントを使う講演がやっとできるようにチョキ

 

 昨年度は4年ぶりに研修講師を含む講演やイベント登壇が20回を越えた1年間だっただけに、新しい挑戦があったり反省点があったりしました。

 

 たとえば、私は近年講師を務める方のほとんどが使っているパワーポイントの使用に自信がなく、ほとんどの場合レジュメをWordで作成していました(1か所では昔当たり前だったワープロ専用機での作成)。

 それが昨年度の後半、横浜市のある区から「動画視聴というスタイルで研修会をやりたいので、パワーポイント映像を作成してくれ」と初めて依頼されたのです。私は、わけのわからないまま応じて、とりあえずPDF化したWordを渡してパワポ文書を作成していただき、それに音声を入力する作業に取り組みました。

 年初から2月初旬にかけて音声入力を何度もやり直しさせられた私も大変でしたが、パワポ映像をブラッシュアップする作業をしてくださった職員の方も大変だったと思います。

 いつの間にかふたりは、区内の関係者に理解を広める共同作業の同志のような気持になっていましたハート

 

 その作業の途中、今度は音声だけでなく自分の顔も入れたパワポ映像を作成することになりました。

 

 私が講師をつとめることになっていたおとなひきこもりの連続講座最終回の開催日に、おとなひきこもり家族会の全国組織「KHJ全国ひきこもり家族会連合会」主催「ひきこもりの理解促進と支援力向上のための研修会(基礎編)」が開催されることになったため、研修会のほうはパワーポイント映像を流すことになったのです。

 そこで私は、前述の経験を活かしてWord文書をパワーポイントに貼り付ける方法を覚えたうえ、映像を入れる方法も覚えて、音声だけでなく私の顔が付いたパワポ映像を作成することができました。

 

↓すみませんオンデマンド配信期間を過ぎてました。成果を見ていただきたかったのにえーん

 

 画面に動きを入れる「アニメーション」という作業は応用的でまだ手が出ないのですが、パワポじたいは食わず嫌いしていたなと反省しています。

 

 そういう経験があったため、今年度前半は一部の講演でアニメーション入りのフリー素材を掲載したパワポのページをスクリーンに投射しながら説明するなど、部分的にパワポを使う講演も2度やることができましたキラキラ

 

↓こちらはそのうちの1回。3ページのうち2ページ目にフリー素材を。昔はワープロ専用機で作成しレジュメに載せていた図。

 

 

わかりやすいネタを思い出して盛り込むようにチョキ

 

 反面、悔いが残ったのが「理解の浅い人が多いのでわかりやすく」と注文されていた北上市での研修講師の仕事↓でした。

 

 私は、不登校講演をよくご依頼いただくようになった2006~2007年頃からしばらくは「自分の不登校の経緯と周囲の対応を載せた表」をよくレジュメに掲載して講演していたのですが、その後講演ネタが増えるにつれ表のことをすっかり忘れて10年以上使っておらず、この研修会でも使いませんでした。

 不登校とおとなひきこもりの両方がテーマで、なおかつわかりやすさが大切なこの研修会にふさわしいネタだったのに…と、あとから思い出して後悔しきりでした。

 そこで、今年5月25日ときのうの不登校講演では、その表をきっちりレジュメに載せてお話ししました。まさにリベンジと言う気持ちです。

 これからも不登校講演では盛り込みたいネタなのですが、残念ながら現時点で不登校講演のご依頼はもうないので、とうぶんまたお蔵入りということになりそうですショック

 

 きょうからの今年度後半は、おとなひきこもり講演・若者支援イベントのパネリスト・不登校とおとなひきこもりの回答者、といったご依頼をいただいています。案の定「依頼仕事は4年ごとに多いが狭間の3年間はそれほどでもない」というサイクルのとおりになりそうな少なさ。それだけに日程に余裕がありますので、年度末に向けて、よろしかったら私を使ってやってくださいますようお願い
 

 

今月の講演・イベント情報おいで

【10月16日】埼玉県和光市でひきこもり講演

 平日ですが、おとなひきこもりについて総論的・基本的な内容をお話しします。和光市内にかぎらずご来場いただける方でしたらどのようなお立場の方でもご参加いただけます。

 

【10月21日】若者支援のオンラインイベントに登壇

 私が理事のひとりに名を連ねている「若者協同実践全国フォーラム」(JYCフォーラム)主催のオンラインイベントで指定討論者(パネリスト)をつとめます。全国4か所をオンラインでつないで行うイベントで、私は三鷹会場からお話しします。

 

【10月26日夜】連続講座「ヒュースタゼミナール」第1回補講

 私がやっている不登校・ひきこもり相談室「ヒューマン・スタジオ」が毎年度通年開講しているオンライン連続講座の第1回を、この日の夜にもういちど行います。

 第2回から通年開講に合流した受講者のために行うもので、グループワークの実を上げるためこの回だけを単発で受講いただける方を募集しております。テーマは「不登校・ひきこもりの意味と心理を考えよう」。入門的な内容ですので、本人の心理を知りたい方は、ぜひご検討ください。

 

【10月28日夜】オンラインイベント「第2回ヒュースタ超会議」開催

 1年前に開催してご好評いただいたオンラインイベントの継続開催第1弾。私が不登校・おとなひきこもりについて講演したあと、おとなひきこもりについて、居場所中継と当事者会スタッフによるパネルトークを通じて、居場所の意義と今後の課題を考えます。

 

 

 現場からは以上です。