前回お知らせした神奈川県の不登校・ひきこもり等関係団体合同イベント「フリ・フリ・フェスタ(フリフェス)2023」から、早1週間が経ちました。

 このイベントは、神奈川県青少年サポート課と登録団体(印刷機や部屋の使用・研修会参加等の便宜が受けられる団体)有志が一緒に実行委員会を形成し、約半年かけて作り上げるお祭り(フェスティバル)です。

 その最後の実行委員会が昨夜会場とZOOMのハイブリッド開催され、当日の報告と反省、来年に向けての最終確認が行われ、約半年のお休みに入りました。

「ユースタ桜」5年目の出店で📚
 

 7日の投稿でお伝えしたように、今年は販売ブース等の配列が新型コロナ禍による中止以前の姿に戻ったうえ、1階ホールと2階のスタジオHIKARIを両方利用するというゆとりある環境に。

 そのなかで団体参加5年目となった「湘南ユースファクトリー」「ヒューマン・スタジオ」「ひきこもり当事者会「ひき桜」in横浜」の3団体合同チーム「ユースタ桜」は、懐かしいL字型の販売ブース「ユースタさくらや」に「ヒューマン・スタジオ」(ヒュースタ)と「ひき桜」に分かれて販売物を配置。立ち寄った方は最少の来場者だった去年よりさらに少なかったようでしたが、去年同様不登校/ひきこもり状態に関心の強い方が立ち寄ってくださいました。
 「ひき桜」サイドでは『ひきこもりピアサポートゼミナール』(ピアサポートに関する学習会)関連の冊子に目をとめて「ひき桜」代表の割田さんに話しかける方が数人いらしたほか、雑誌『ひきポス』を含め販売物が売れていました。

 「ヒュースタ」サイドでは、今年も拙著『不登校・ひきこもりが終わるとき』が開店直後から売れ始め、結局5冊中4冊と順調な売れ行きでした。


↓ユースタ桜の2枚看板、私と割田さん。私の肩には頼もしい味方が…笑

(撮影:ヒュースタゼミナール担当スタッフの余郷さん/写真提供:割田さん)


「ユースタ桜」今年の出し物で🎤

 

 1階ホールが使えたため、2回のスタジオHIKARIで行われるのは「ユースタ桜」の出し物だけとなり、余裕を持ったタイムテーブルにすることができました。
 今年で10回目となったトークライブは、トークゲスト4人中2人は初出演というフレッシュな顔ぶれ。神奈川県内に自治体や社会福祉協議会などの公共機関や公的民間団体が居場所を始めるケースが増えつつある現状を踏まえ、前半はトークゲストそれぞれの居場所体験を、後半は前記居場所についての意見を求めました。

 ヒントに満ちた前半と話題が広がった後半でした。

 時間が経つにつれて増えていき、最初より2倍くらい増えた入場者。「図書館」「海」「コンサート」など、居場所は作られた場所とは限らないという話に「考えさせられた」と語る方や、後半部分に共感して「来てよかった」と盛り上がった方がいらっしゃいました。

↓今年は割田さんにお願いしてタイトルから内容、エンディング画面までスクリーンに投影。

(撮影:ひき桜運営メンバーのヨッシーさん)


 そのあと行われた7回目の「哲生ミニライブ」では、終わったあと「尾崎豊っぽい」「息子の思いを重ね合わせて泣きそうになった(ギリ泣かなかった)」など、たくさんの感想を直接言われたとのことでした。

↓哲生ミニライブでは今年も相棒の「布団ちゃん」を座らせて熱唱。

(撮影:ヨッシーさん)

 終了後は残れるメンバーで打ち上げを。ランドマークプラザ内のお店で遅くまで語り合い、心地よい疲れを感じながら帰路につきました。


 ご来場くださった皆様、ありがとうございました。 

 来年は9月14日(土)です。ぜひご予定ください!


不登校講演やりますおいで

 来たる9月30日(土)、横浜で当地の不登校親の会「宇宙船(不登校から学ぶ会)」主催講演会で講師をつとめます。
 自分が不登校時代に受けた対応から話し始め、 本人が周囲に何を望んでいるかを考えるヒントを提供する構成です。親御さんをはじめ、どなたでもご参加いただけますので、ご参加またはご紹介をお願いいたします。

 


現場からは以上です。