毎年9月第2土曜日恒例、神奈川県内の不登校・ひきこもり等関係団体合同祭り「フリ・フリ・フェスタ」(フリフェス)が開催されて、1週間経ちました。

 このご時世にも関わりませずご来場くださった皆様、ありがとうございました。

 

 神奈川県立青少年センターにある「青少年サポートプラザ」に登録している団体の有志が、管轄の青少年サポート課の方々と実行委員会を組織し、月1で会議を重ねながら準備していく手づくりのイベント。

 

 私がやっている「ヒューマン・スタジオ」(ヒュースタ)は、つながりある団体と組んで第1回から毎年欠かさず団体参加していてここ4年は「ユースタ桜」というグループ名で参加していました。

 

 そんな私にとってこの日は、次の5つの意味で特別な1日になりました。

 

1.3年ぶりに開催されたこと、そのことじだい

 

 毎年9月第2土曜日に開催されるのが当たり前ではなかったことを痛感し、尊いことだなと感無量でした。

 

 

2.1階のホール(ステージ)と広場(ホワイエ)が工事のため使用できず、16回目にして初めて2階と3階だけを使用したこと

 

 会場が細分化されて団体ブースが分散して回りにくくなった反面、ホールの代わりに2階のスタジオ(上の写真=渡辺篤氏撮影)を初めて使用し、その良さを体験しました。次回も使いたいです。

 

3.感染予防で事前の広報が控えめになされたため、来場者数がおそらく史上最少だったいっぽうで、スタジオのプログラムはすべて満席に近い大盛況、また私たちユースタ桜のブースに多くの方が立ち寄ってくださったこと

 

 スタジオは「不登校座談会(西野博之さんと3人)→ひきこもりトークライブ(私と3人)→ミニライブ(元ひきこもりの哲生さん)→演奏(フリースペースたまりば)」というプログラムでした。スタジオ(前回まではステージ)を観覧した方の割合は今回が最も多かったはず。そのうえ、ユースタ桜のブースでは私が持参した本『不登校・ひきこもりが終わるとき』とブックレット『いまこそ語ろう、それぞれのひきこもり』が例年以上の売れ行きで驚きました。

 

 

4.毎回終了後に行われる青少年サポート課と参加団体の打ち上げが、感染予防のため実施されなかった代わりに、個人的に親しい方と会って語り合えたこと

 

 学会のため久しぶりに上京した高知大学の加藤誠之先生とお茶したあと「毎年参加するようになってから初めて参加できなかったユースタ桜の一員」と「トークライブの登壇者のひとり」のふたりと、こちらも久しぶりの対面で長時間語り合いました。

5.締めは中秋の名月

 

 これまでにもその日に開催された年はあったとはずですが、3人で語り合ったあとお店を出たときにくっきりと見えて、しばし3人で眺めていた、というのは初めてでした。

 

 これまでの16回すべてに参加している私にとって、今回は忘れえぬ回になりました。

 

 

 さて、来年は9月9日(土)です。かつての姿に戻って開催されると思いますが、今年の感激を忘れずに準備したいと考えています。

 ぜひ今から空けておいてくださいますようお願いいたします。

 

 現場からは以上です。