おととい「ひきこもりUX会議」(ひきUX)主催の講演会シリーズ第1弾『当事者が語る「ひきこもり」in前橋市』がきのう開催され、私が講師をつとめました。

 

 過去に講演で2度行ったときから変わっておらず、懐かしさを感じた前橋駅と駅前の風景。

 

 駅舎のなかにある冷房の効いていないマック汗で昼食をとってから、前橋市民文化会館(帰り際に撮った写真)のなかにある「昌賢学園まえばしホール」の2階へ。
 中ホールで講演会を行い、終了後は残れる参加者を募って会議室で「小さな交流会」を行う、というスケジュール。

 

 

 司会と講演会第2部での質疑応答兼対談を担当する、ひきUXの林恭子代表理事とは20年近いおつきあい。このような講演会などにふたりで登壇するのは今回が7度目。ほかの方を含む3人以上での登壇となると確か17度目になる、長い当事者仲間。お互いに「同志」「盟友」と呼び合う間柄で、講演会第2部でもそのことにふれてくれました。

 そのとおり、講演後の林さんとの質疑応答兼対談はとても話が弾み「やっぱり名コンビだな」と再認識しました。

 

 終了後、参加者はすぐ帰路についたり販売コーナーなどに立ち寄ったり。残れる方は小さな交流会に参加するため会議室に移動。その間私は読売新聞前橋支局とNHK前橋放送局それぞれの記者のインタビューを受けてから、林さんに案内されて小さな交流会に途中から参加しました。

 会場には講演会参加者約180人の半数に迫る約70人が参加していてすごい盛り上がり。交流やつながりを求める人の多さに驚きました。

 

 また、このイベントは前橋市にとどまらず県内のいくつもの自治体の関係者がチームになって運営しており、自治体のひきこもりプラットフォームづくりと連携を着実に進めているひきUXさんの力をまざまざと見せつけられた思いでした。

 

いい場面がアップされてたよキラキラ

 

 さて、この講演会がNHK群馬のローカルニュースで放送されましたので、群馬県にお住まいの方はご覧になったかもしれません。

 ローカルとは言え、私がこうしてニュースに流れたのは約20年活動するなかで初めてのこと。これもひとえに、前述のとおり群馬県におけるひきUXさんの実績と存在感があればこそ。

 感謝に堪えません。

 

 そのうえ、講演レジュメをスクリーンに映写している場面で

 

ひきこもり状態は「生きざま」……必要なのは「治療」でも「矯正」でもなく「配慮」

 

という1行がアップで映されていましたが、これはブログのタイトルにしたほど私の “体験的不登校・ひきこもり論” の根幹をなす理念ですので、大変うれしかったです(講演内容は私が言ったことを無理につなぎ合わせた感じでしたw)。

 

 では、削除されないうちにニュース動画をご覧ください。

 (あらかじめお断りを。最後の私のコメントには前段がありまして、相談する難しさへの共感を表明したうえで、それに続けてあの言葉を発していますので、その点ご承知おきのうえお聴きください)

 

 なお、この小さな交流会付き講演会シリーズ『当事者が語る「ひきこもり」in○○市』はこのあと5地域で順次開催されます。

 またシリーズ終了後は、対話集会「ひきこもりUXラウンジ」が全国5地域で順次開催されます。どちらにもそれぞれの特徴がありますので、開催地域および周辺地域の方はぜひご参加ください。

 

 現場からは以上です。