今回は当ブログを始めて以来初めて、釣り以外のネタを書きます。
なぜ急にこんな事言い始めたのかと言いますと、最近とあるCMを見て強い刺激を受けてしまったのが原因なんです。

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↑この画像知ってますか?ビシャモンリフトのスギヤスさんのCMです。
今まさに平成も終わろうかと言う時代、純正リアスポイラーが付いた初代セリカGT!シビれますね。完全に変◯の域だと思います(笑)

過去にコメント蘭でお話ししたこともあるんですが、実は僕の初めての愛車は、この初代セリカGTだったんです。今回このCMの影響を受けて緊急登場です。

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僕が免許を取得した当時、世はまさにハイソカーブームの真っ只中。同級生たちは、マークII、クレスタ、セドグロなどのハイソカーに夢中になっていました。

そんな時、五つ歳上の兄が僕に勧めて来たのが排ガス規制前の車。色々と知識を植え付けられた上、元々スーパーカーブームで車のことは少々知識もあったので、次第に小学生の頃全盛だった排ガス規制前のGTカーに惹かれるようになりました。

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色々と検討して、兄が少しお金を出してやるからと強引に勧めて来たのが価格の手頃なヨタ8。
この当時は排ガス規制前の絶版車は今ほど高騰しておらず、トヨタ2000GTやスカイラインGT-Rなどの本格派でなければ、少し無理をすれば手が届いたのです。
そこで当時甚目寺町にあった絶版車専門店に向かうことになります。
そこにはお目当てのヨタ8が置いてありました。しかしここで我々は重大なミスに気が付きます。

「運転席に乗り込めない…。」

そう、この車はあまりに小さくて、身の丈六尺を超える大柄な我々では運転席に乗り込めなかったんですね(笑)

そこでたまたまその隣に置いてあったイエローのセリカに目が行きました。

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1973年後期型の1600GT。
外装は少し左前にぶつけた跡があり、バンパーが歪んでいました。
しかし前オーナーはヨボヨボのお爺さんがワンオーナーで乗っていたそうで、荒い走りもされておらす、機関外観ともフルノーマル。しかも嘘かホントか雨天未使用で実走7万キロちょっと。当然ボディーもピカピカだった。
価格は27万円。しばらく悩んだ末に、兄の援助もあって結局後日購入することに。

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当時某三流大学に通っていた僕は、バイトでコツコツと貯めたお金でセリカの板金修理とバージョンアップに燃えていました。

この写真は、ショップでRSワタナベのホイールとカヤバのストリートショックを組み込んで帰ってきた時のものです。

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ステアリングはナルディのコンペティション。アルミのペダルカバーも組み込んで内装の雰囲気も良い感じに仕上がった。
この後、ウイランズの4点式シートベルトやレカロシートを組み込んだりしてステップアップして行きましたけど、その頃の写真が無いのが悔やまれます。

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今でこそ車歴10年を超えるクルマなんてゴロゴロしていますけど、当時は車歴10年を超えると1年しか車検が取れなくて、14~15年落ちの排ガス規制前のクルマは滅多に走っていませんでした。
同級生からは好奇の目で見られていましたけど、実車を実際に見せると、その美しいボディーラインを絶賛されたりして優越感に浸ることもありました。

しかもこの車は純正でソレックスキャブが付いていて、エアクリーナーを外してエアファンネルを装着した時の加速時の吸入音と来たら、この世のモノとは思えない、まさに官能的と言う表現が相応しい、素晴らしいメロディーを奏でてくれましたね。

この車は約3年ほど乗りました。その後、後継車のTE27スプリンタートレノに乗り継ぐために某有名ショップに売却してしまいました。

僕の青春時代を共に過ごした1600GT。今でも誰かの元で幸せに過ごしていたら嬉しいですね。