8/10(木)
キングオブコント2回戦 東京2日目
【時間】開場12:30 /開演13:00/終演19:20頃
【会場】新宿シアターブラッツ
【料金】前売¥2000/当日なし
【MC】芦澤和哉
入口にこんな香盤表。結構興奮しない?オタ的に。
【ざっと感想】
さあ今日は最後まで観るぞとお尻と背中に気合が入る・本当に背もたれのある席で良かった・人のことを言えないが学生さんではない人達はわざわざ休みをとって来ているのだろうか?外見では普段どんな人なのか全く計り知れない人々。
豪華な出演者の1日目・準々決勝の結果が出て、え?となるメンツが多かったのが2日目。
アイドル、BOYS AND MEN(ボイメン)のユニットが2組出場。なんでアイドルが?というのは芸人がライブなんかでネタにするのは面白いかもしれないけど、少なくとも私はアイドル目当て(=お笑い以外が目当て)のファンは排除しちゃいかんなと強く思う。ボイメンは頭の方のブロックだったんだけどネタ終わりにボイメンファンがごそっと帰っちゃったの。あれ悲しいなと。それは地下ライブの笑いがTVとあまりにも違いすぎて観る価値ないと彼女たちに思わせたのかもしれないし、私たちお笑いファンが少なからず見えない排他感を醸し出していたのかもしれないし。いやもちろんさ「アイドル以外に興味のないファン」を責める切り口もあるけど、私が嘆きたいのは濃いオタがいる世界の排他感=敷居の高さ。ミュージカルも小さい舞台もそうだった記憶が鮮明に蘇る。お笑い界を盛り上げたいなら「いつものお客様」以外も受け入れなきゃ。盛り上がらなくていいのかな?ほんと色々考えさせられた。
ピンクおばさん。
この人を笑わせるライブというイベントがDVDになるくらい、冗談手帖にも「とても詳しい人」で呼ばれるくらいは地下ライブでは有名な人。ほんとにピンク基調のファッション。
年間700本(?)お笑いライブを観ているとかで、特に賞レース予選はいつも最前列に陣取っている。私とは行くライブが違うのか賞レース予選でしか会わないんだけど(これで東京のお笑いライブがいかに多いかもわかるよね)、お初にお目にかかったのは、多分、まだ出場組が異常に多かったR-1の準決勝。ずっと笑ってる人いるなと思うくらいは笑い声が目立つ人。
私この人好きなんだよね。ゲラってつまるところお笑いの引き出しが多い人だと思うし。
しかも、なぜか謎のアイドルインタビューが間に入ったんだけど、司会者に「ボイメンどうだった?」と振られて「120点。(見た目がいい芸人も増えてきたけど)根本が違う。キラキラしている」と模範解答。何度かあった小休止の時にカミナリまなぶと話しているのも見たけど、とにかくお笑いもお笑い芸人も好きで仕方ないんだよね。まなぶが「昔からずっと笑っていただいて」とボソっと言ってたのが印象的。
MCの印象が驚くほどない・・・。
ネタ以外も色々観察した日だったけど、準決勝がかなり絞られる昨今の賞レースにあって、1回戦から観るのがきつくても1度ふるいにかけられた2回戦から観るのは楽しみ方としてアリだなと再実感。KOCは2回戦からM-1は3回戦からくらいからストレスなく楽しめるかと。
以下観た全組のネタ。
記憶の中で印象に残っているのはコメント付き。
ブロックごと区切り。
○は準々決勝進出者。
Aグループ
メイオール:ライトセーバー
ダブルアート:電気椅子⇒やっぱり小道具の人。これからどんどん楽しくなりそう。
喜楽:保険の先生
○ニッチェ:猫が飼いたい⇒もっともっと面白いネタあるよね。
かぎしっぽ:葬式⇒キャッツしかミューパロやらないのかな。
第七学園:友達⇒ボイメンの一組目。誰が台本書いてるのかな?片方が芸人って聞いたけどそもそもボイメンってなんなんだ?(調べてない)
幸丸事件:手タレ⇒コウガンって・・・。狂ってるコンビ名でとてもとてもきれいなお姉さんが出てきた。元CAとかそんな感じ。なんだ?この人たち。劇場の女優が芸人になったって感じ?(調べてない)
○フェー:店員とバイト⇒フェーに文句はないと前置きして。フェミニストはモテナイ童貞とおばさんが騒ぎ立てることだ!あたりがパワーワード。フェミニストを笑う芸はインパルスもやってたけど、日本ってこの時代にあってまだそのレベルかよって悲しくなる。性別や身体的特徴を笑うネタはもうギリギリナシかな(全くナシではない)と思っているレベルの私だけど、フェミニズムに対する無知を堂々とさらけ出して揶揄するネタはただただ恥ずかしい。私がずれてるのは知ってる。でもそんなんで笑ってるから日本のエンタメってレベル低いって言いたくなる。これはフェーが悪いんじゃない、と再び。そういうので笑っちゃう日本のレベルの低さが問題。要するに時代に合った笑いをフェーはやってるんだけどそんなんじゃダメでしょう、お笑い界も日本も。いつになったら変わるの?このへんの男尊女卑感覚。
BOYS AND MEN:食堂⇒ボイメン二組目。アイドルで比べるならこっちが好きだった。
みちばたコンサート:ファミリーコンサート⇒1ブロック目のメイオールがスーザフォン、こちらがチェロと尺八。なんて楽器の多い日なんだなんて思ってしまった。結局この2組だったけど。
○ダイタク:五年後⇒ダイタクはほんと唸るネタをぶっこんできやがるよ。時刻表トリックの漫才くらいあ!っとなった。漫才とコントが全然違うコンビの出現率高いよね。よしもと。そのあたりでモンスターエンジンを好きになったりもしたから、驚きと感動と爆笑。基本は双子イジリなんだけどネタの宝庫。吉田たち元気かな。この日でベスト3に入る大好きなネタ。
~ここでボイメン記者会見~
⇒ボイメンファン何人残ってたのかな。見てほしかったな・・・。
Bブロック ※ゴールデンルーズがキャンセル
ザ・ギンギンマル:結婚式前日
ペコリーノ:兄妹げんか⇒クロコダイルミユってダンスが特技なの?あの人色々出てくるね。
はなしょー:心霊スポット⇒ペコリーノもはなしょーもネタが好きかというとそうではないけど、この2組落として他の「ベテラン」を通す大会なんだな。ふーん。
ガクヅケ:ドライブスルー⇒発想だけで終わっちゃってると思われるかもしれないけど。私は2回観てもすごく好きなネタよ。あーいう大きい小道具ってどうやって運ぶんだろう。
○わらふぢなるお:トイレ⇒すごく好きなネタ(キーボード叩きまくるコールセンタのやつ)とそうでもないネタの差が激しいな、このコンビ。これはそうでもない。
メクルメクリン:ご飯がすすむ⇒つくづく小道具系のトップをぶっちぎりで走ってるのがチョコプラだななんてことをこのコンビで感じた。
トランスミッター:ヒーロー⇒キモ面白い。嫌いじゃない。
ガーデン砂漠:ヒーローインタビュー
テンパリ:スナック⇒1回戦で見つけてこれからライブで見つけたら嬉しくなるコンビ。ストーリー、キャラ・・・・素敵なネタだと思うけど。ここで落とすのかよ。そういう大会だよ、やっぱこれ。
キャベツ確認中:占い⇒キャベツ確認中のネタ、だった。DQⅢのジパングのBGM本当に面白かった。
○ゾフィー:自殺⇒フリーのまま決勝行ってほしい。これは私の単なる強い願い。その思いが強すぎると単独、ライブ等々で不安がよぎったりもする。あえて揚げ足とるなら展開が・・・とか考えちゃう。でも失礼した。何回か観たこのネタ、もってきたのか。パーフェクトな出来だったと思う。ゾフィーは、上田の熱が入れば入るほど面白いコンビ。熱演って諸刃の剣なのに。飯塚(03)小峠(バイきんぐ)森田(さらば)の熱演は光るなと思ってたけど、ここに上田を入れよう。今までのライブとキングオブコントの予選は別物として観よう。もうただ楽しみにしている。
金の国:隣の人
パリのくまさん:放課後
○インスタントジョンソン:演歌歌手⇒こことザブングルは準決まではいくシステムなのかもね。
Cブロック
ガンバレルーヤ:KAT-TUN
○Gパンパンダ:カードゲーム⇒謎の場所に閉じ込められた二人がカードゲーム。面白い視点で器用なことやってるなと印象には残ってる。そしたら1年目。なんだこのコンビ。
エピタフ:コンビニバックヤード
○パーパー:告白⇒ハナコとパ―パーは期待されているのはわかるけど私の心には入ってこない
トラッシュスター:カラオケ
ギャルズ:ラーメン屋
○ゴールデンエイジ:銀行強盗
○インポッシブル:ミステリーサークル
虹の黄昏:ジーンズショップ
⇒トラッシュスターのネタを思い出せないくらい、うるさく激しく一番印象に残るブロック。
虹の黄昏が落ちるのは何故だろう。彼らの持ち味を活かしつつ、かっちりとしたネタをやっているように見えたんだけど。虹の黄昏が準々決勝に上がるような大会になったら私はもっとキングオブコントを好きになると思う。冷静に書いたけど虹の黄昏の落選に一番動揺もして怒りもしている。実は私は初見の時は「ライブにいると嬉しいけどそこまでハマりもしないコンビ」として虹の黄昏を観ていたけど、そのくらいの立ち位置の私が爆笑するってのは「好きじゃないのに笑っちゃう」に近いすごさだと思うんだけどね。もうほんと内容◎結果×を痛感する2回戦だこと。
カートマン:文化祭⇒可哀想なネタだったな。ギリギリ笑えない感じの。
アンダーポイント:復讐
かたつむり:領地奪還作戦⇒すごく好きなネタ。ずっと笑っていられるし。もっと長い尺でもう1-2展開観てみたいな。
○アイロンヘッド:コンビニ⇒ある意味コントをバカにしてて素敵なネタ。コンビニ設定って切り口無限なのね。
マヂカルラブリー:田舎の牛丼屋⇒野田が変態です、とプレゼンするネタ。漫才の方が面白くなるのかも。私好きだけど。
Dブロック
ポップライン:ゾンビ
いるかパンチ:そば屋⇒もう少し別のワードと別の展開あったらもっと好き
スーパーニュウニュウ:オセロ部⇒えーーこのネタしかないの?もっと面白いよね?
ブロードキャスト:ご飯
ガール座:ファミレス⇒女芸人って感じのネタはもういいかな・・・。
ソファーズ:遭難
オテンキ:コボケマン⇒オテンキのネタ、だった。
アリ☆コウタ:浮気相手
ポールマン:記者と議員⇒記者が学校の新聞部か・・・。
ヒットガール:手作りのクッキーにポエム
キサラギ:弁護士とスナック
○カミナリ:サプリ⇒確かこの人達世にでてくる前はコント師だったはず。得意の漫才のスピード感はなくゆったり観られる上ダレない、けど通るのか…という印象のコント。漫才っぽいコントは通さないの法則を破ったか、たくみがまなぶを叩かないという一点で漫才とは別物と判断されたか。
Eブロック
シュビレシャビレ:天才ハッカー
ア・カキイロ:レストラン
あがすけ:ラストシーン撮影⇒カミナリと同期だったり笑けずりに出てたり何かと目にする二人。うん。
○ゆにばーす:修学旅行⇒今回ダイタクと共に「コントもすごいんだ!」と見直したコンビ。ゆにばーすって初めて見た時から悪い印象がないんだけど最近良い印象しかなくて困る。このままKOCでもM-1でも決勝でも行ってくれたらちょっと泣いちゃう、嬉しくて。
どきどきキャンプ:痴漢⇒24以外もいつだってつまらなくはない。行くライブにたまたまいたら面白い。
ザ・バーディーズ:レンタルDVD
キュンキュンパフェ:乾杯⇒このまま続けてキワモノ枠でライブが沸かせて欲しいな。名前見ることよくあるし。
ヒデヨシ:犬を飼いたい⇒お手本みたいなコントを常に見せ続けてくれるんだけど。絶対続けててほしい。なんというかバイきんぐ的な感じで世に出てほしい。
○霜降り明星⇒漫才もコントも好き!と思ったことが未だないんだけど、せいやはコントやってる時の方が華あるね。見入った。
コントD51:万引き
○相席スタート:彼氏と彼女⇒私は相席スタートの漫才よりコントが好きなんだけど今日のコントはダメ。大喜利でもない。知識の羅列。あんなもんじゃないでしょう。
ワールドヲーター:プロポーズ⇒いつも素晴らしい団体芸を見せてくれる。しかも今回はちょっとストーリーもあった。なんだろう、一時期のダブルネームがM-1で敗者復活を彩っていた様な位置づけにはならないのだろうか。キングオブコントのそのへんの遊びのなさが本当に面白くないなと思う。
テックトック:喫茶店
下町ニュースター:別れ際⇒休憩中にネタ合わせがたまたま目に入ったコンビってちょっと応援したくなっちゃう。
○スリムクラブ:新感線の売り子⇒これも衣装以外いつもの漫才とどう違うんだ?と言われかねない。カミナリと同じでよほど面白いか、漫才と少し違うと判断されて上がったのかな。あーいや、カミナリもスリムクラブも好きなネタだったよ。
1日目の方が豪華と思いきや、思い入れたっぷりに見たのは2日目だったというオチ。
これから準々決勝なんで慌て気味に書いたけど何回か加筆修正すると思う。
こんなようなことを話す予定なのが
【彼ナシ15年】たしなむていどにハスキーを【第21声】
http://live.nicovideo.jp/watch/lv304544948
2017/8/29(火)21:30~ よろしくねん。
~info~
こちらで月1お笑いのこと話してます。
たしなむていにハスキーを。よろ。
http://ch.nicovideo.jp/sonorite
過去配信のアーカイブがほとんどあるよ。
1回だけ2016M-1グランプリ準決勝直後スペシャルだけないの・・・。
https://www.youtube.com/channel/UCzIT54JRiStLg8vjOd__sog
チャンネル登録しなくていいから、1回観てほしいぜよ。
twitter:https://twitter.com/piropiroyo