OGA7月例会にお邪魔しました。
今回は4,5年前にちと作ろうかといってやっとできたシナリオです。
しかも最初のとだいぶ内容が変わったかも?
いやね…当時考えてたものをやるのが恐ろしかったので…
まあ聞かないで。
さて今回はやんわりと同窓会って感じで集まった高校時代の同級生。
卒業後徐々に連絡をしなくなった四人。
ある日一人のメールからドライブに行くことにした。
PCたちは充実した一日を過ごして、帰路につく。
充実した一日は肉体的にも精神的にも疲労していた。
最大の敵は…「睡魔」。
PCたちは事故を起こすことなく、無事に家に帰れるのか?
という感じです。
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ハンドアウトはというとPC1:運転手、PC2:助手席、PC3:後部運転手側、PC4:後部助手席側です。
PCに番号はついていますが、飾りみたいなもので文章で書いていくときにわかりやすいようにです。
運転手は別にいいですけど他は位置関係なので変になるのでね。
ということでハンドアウト紹介!
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PC1:運転手
あなたは同級生のPC2に誘われて、遊び行くことにした。
あなたは今回のドライブでの運転手である。
久しぶりに出会った同級生とのドライブを十分に楽しんだ。
あと少しでドライブも終わりだが、みんなを無事に帰宅させるまでがドライブである。
あなたの【使命】は「PC2、PC3、PC4を無事に帰宅させること」である。
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PC2:助手席
あなたは久しぶりに高校時代の仲のいい同級生と遊ぼうと連絡をいれた。
3人は快く返事をしてくれて嬉しい。
おとなになったあなたを同級生が見たらなんと思うのか楽しみである。
そして今回の再会で何かが始まる予感がして待ち遠しくて心が躍っていた。
あなたの【使命】は「今回の再会を有意義なもの」とすることである。
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PC3:後部運転手側
あなたは高校卒業後に新生活を謳歌していたが、ある時を境に部屋に閉じこもる生活をし始めた。
周囲の人は何度か気にかけて家に来ていたが、現在では誰とも連絡を取らなくなった。
そんなときPC2から遊びの誘いがきた。
高校時代親しかったPC1やPC4も来るようだ。
あの頃を懐かしみあなたは部屋を出ようと決意する。
あなたの【使命】は「同級生との再会をきっかけにニート生活から脱出すること」である。
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PC4:後部助手席側
あなたは高校卒業してリア充の仲間入りしたが、最近恋人と別れることとなった。
あなたが傷心していると久しぶりに高校時代の仲のいい同級生とドライブのお誘いを受けた。
恋人と別れたこともあり前から立てていた予定も空欄が目立っているし、同級生と遊べば何かと気分転換になるだろう。
あなたの【使命】は「同級生と遊んで楽しい一日にすること」である。
今回このハンドアウトから創り出されたPCもとても個性的な面々になりました。
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PC1は今では世界中を飛び回っていた冒険家の佐々木・匠。
もちまえの大胆な性格と資産でがっちりメンタルガード。
PLの察しの良さと驚きの反応と、死期を悟ったときの潔さにGJです。
PL4とは同じ苗字になったので、双子兄妹になりました。
名前:佐々木・匠(ささき・たくみ)
名前:24歳/性別:男性
職業:冒険家
特技:殴打、愛、におい、電子機器、乗り物、考古学
好奇心:技術/恐怖心:深海
アビリティ:基本攻撃/殴打、資産/-、大胆/-
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PC2は緻密な計算できっちりとくみ上げる新人ミステリー作家、上杉・美波。
特技とアビリティに何やら不穏なものが見える気がする。
PLが秘密を知ったときや知られたときの演出がよくていい感じに空気が引き締まりました。
名前:上杉・美波(うえすぎ・みなみ)
年齢:24歳/性別:女性
職業:作家
特技:破壊、憂い、哀しみ、乗り物、数学、教養
好奇心:情動/恐怖心:深海
アビリティ:基本攻撃/????、大胆/-、研究/数学
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PC3は引きこもりのSEの在日…というか生まれも育ちも日本のバラク・リード。
企業から仕事が終われば次の仕事という、わんこ仕事と格闘。
PLからは全部ダイスで決めたから…とのこと。
好奇心の効果使えませんがそれでもいいとのこと。
PLはバッドエンディングだったが、クライマックスは最高だった!とのこと。
名前:バラク・リード(-・-)
年齢:24歳/性別:男性
職業:技術者
特技:破壊、物音、電子機器、機械、人類学、霊魂
好奇心:情動/恐怖心:メディア
アビリティ:基本攻撃/????、トリック/電子機器、目星/物音
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PC4はケータイショップの店員でPC1の匠の双子の妹、佐々木・仄。
一見普通そう…と思ったら最近失恋をした彼氏をスマート化で監視。
自動車もスマホで軽く操作できるようにしているとか…
あ、こいつはやべえ…とGMは震えあがりました。
とある秘密を知ったときの驚きはよかったです。
今回のセッション唯一の生存者です。
名前:佐々木・仄(ささき・ほのか)
年齢:24歳/性別:女性
職業:ケータイショップ店員
特技:脅す、笑い、第六感、電子機器、機械、教養
好奇心:技術/恐怖心:愛
アビリティ:基本攻撃/電子機器、報復/第六感、目星/第六感
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さて、今回の特別ルールというものがあります。
それが「睡魔」というものです。
特別なシーン表で「睡魔」を獲得していくことになります。
その効果はというと…
・ 「睡魔」の数が「正気度」より大きい場合、PCは「睡眠状態」になる。
・「睡眠状態」
「睡眠」したPCは、次に行う自分が行うメインフェイズ出の行動は「回復判定」で「正気度」を1点回復するしかできない。
「運転手:PC1」が「睡眠状態」となった場合、交通事故となりPC全員死亡状態となる。
というものです。
今回はシーン表を甘くしたからか出目なのかもうちょい変えてもいいのかなと。
皆さんギリギリのところで耐えきっていました。
ただ狂気カードが残り1枚まで…どうしてこうなった…
0になって終了か、PC1が眠って終了か…と焦りました。
まあPC1が7枚で4枚公開で、錯乱状態ですがね…
今回の進行は1サイクル目は仲良く、2サイクル目で混乱、3サイクルで物語が加速するという感じですかね。
色々想定外の動きが多く見られたけれど、結果いい感じの物語になった?と。
PCは3人死亡しましたが…
さて、そんな最後のエンディングをちょい描写してしめにしましょう。
今回卓に来ていただいたPLの皆さんには感謝です。
楽しんでいただければなによりかと。
―エンディング
仄は傷ついた身体をまだぬくもりの感じる道路に横たわりただただその光景を目に焼き付けていた。
それはとてもゆっくりと再生される映像を眺めているかのように。
映し出されるの3人の同級生が乗る自動車が遠ざかる。
走行する先には緩いカーブが見える。
自動車はカーブに差し掛かるが、スピードはそのままにガードレールに当たり…突き破る。
自動車が空に舞い、遠ざかり落ちていく。
やがて仄の視界から消えていく…
崖下からクラクションの音が鳴り続け、黒煙が立ち上る。
仄は生きている。
ただそれだけだった。