自殺するのは、自分を殺す事だから、「殺人」なのです…なんて誰かが言ってたっけたしかあれは…名探偵コナンのキャラ:服部平次のお母さんの言葉かな。

その言葉は、強く僕を引き離したが故に記憶から剥がれない。

僕は、自殺しない。したいと思ったことはもちろん、ある。人間だもの!

でもまだしてない。自殺→罪→地獄逝き…そんな脅しのような理由で、自殺を止めてほしくないのです。人は、自由なのです。それは死に関してもそうです。寧ろ、死のみが、全ての人に与えられた権利と言えるのではないでしょうか。世界が絶望で覆われ、無数の苦しみで人がもがくような世界で、自殺は救い手段にもなるかもしれません。罪人が罰されず自殺したとしても、私は責めることができません。心を殺す事はできない。心は常に自由です。

でも僕は、たとえどんなに苦しんでいるに人間にも自殺をすすめたりはしない。その人が、生き地獄の迷い道にいようともまだ、歩く事を薦めるかもしれません。

「がんばれ」なんて声をかけちゃうかも。死んだら終わり…そこで全部終わりです。

もしこう考えている人がいたらそれは間違いです。

この世界は、自分一人のみに生の意識があって、自分以外の全ての人間は自分の人生を飾る「ロール」にすぎないと。故に、死とは転生であり、また別の世界から世界が始める…。

その考えは、間違いです。なぜなら私も同じ事を考えているからです。死は、全ての人間にあります。そしてそれは、終わりの合図です。死と同時に、意識の一切は消え去り、我々はボロ雑巾のように輪環状の管を永遠に廻り続けます。ただ後悔という、微かな思いを残して。