あなたはミシンで作品を作る時、糸始末はどのようにしていますか?
毎回返し縫いするだけ?
もしそうなら、少し知識を入れるだけでグッと見栄えが変わるはず。
この記事ではケース別に糸始末の方法をご紹介します。
- 返し縫い
- 糸端を押さえて返し縫い
- 糸を裏に引き出す
- 引き出した糸端の処理方法
- まとめ
1.返し縫い
シンプルに返し縫いするだけの一番手軽な方法。
3針程度縫い進み、針を下ろした状態で止まったら返し縫いレバーでスタート地点まで戻る。
それからもう一度前に進む。こうすることでほつれにくくなります。
何も意識せずミシンでこの返し縫いを行うと裏側の糸がぐちゃぐちゃになることがあります。
これを防ぐために次の方法があるのですが、ぐちゃぐちゃであっても構わない箇所は一番早くて楽なこの始末方法でいきましょう。
裏側の糸始末が見えない場所なら必要以上に見た目の美しさを追求する必要はありません。
2. 糸端を押さえて返し縫い
裏側がぐちゃぐちゃになるのを防ぐには糸を長めに引き出して糸端を押さえた状態で返し縫いします。
裏側も絡んでいません。
裏地がつかないアイテムの地縫い(2枚以上の布を中表に合わせて縫い合わせること)に私はよく使います。
3. 糸を裏に引き出す
表からの見た目を重視したステッチは縫い目の端から糸が見えるのを避けるために裏側に糸を引き出し処理することもあります。
ネームタグやバッグの口など1周縫う場合は縫い始めの返し縫いは行わず、縫い終わりを始めの縫い目に合わせて返し縫いします。
縫い始めの糸は縫い終わる前に裏に引き出しておき、縫い終わってからもう一度糸を引き出し根元でカット。
引き出し方は裏側に出ている下糸を引っ張ると上糸のループができるのでループに目打ちを通して引っ張り出します。
ちなみに目立つステッチは途中で曲がってしまったら解いて縫い直しです。途中から重ねて縫い始めることはしません。
4. 裏に引き出した糸端の処理
裏に引き出した糸はただカットして終わりの場合もあれば、ほつれないように結んでからカットすることもあります。
レザーなどはボンドで撫で付けたり、火で炙って溶かす焼き止めという方法もあります。
5. まとめ
ミシンの糸始末についてまとめてみました。
ショート動画↓
素材や縫い目の強度、見た目などから使い分けてみてくださいね。
自信を持ってハンドメイド販売できるための一助となれば嬉しいです。