僕は今、若さだけで生きている。
若さしか取り柄がないカス人間である。知も能も歴も験もない。愛嬌もない。
しかし若さは日に日に消費されていく。あと3年もすれば、もう世間的に若いとは言えないだろう。今ですら年下がバリバリがんばっているのに、そのうち技術革新で本当に価値がない人間になってしまう。というかなる。なる予定。
価値のない人間として、40歳くらいで死ぬ予定だ。
冬が近づく公園のベンチで冷たくなる予定。
開きっぱなしの目にハエが集る。
身元不明の無縁仏として、知らねえ寺の知らねえ墓に知らねえ奴らと一緒にされる。
んで、知らねえ奴らと宴する。あの世で宴。
ま、行くのは地獄だから宴はできないけどね。
40歳になってもまだまだひよっこ気分だから、賽の河原で石を積む予定だよ。
積み上げた石を鬼に倒されて泣きわめくきっしょいジジイの俺。
周りの子供が引いてるぞ。
見てんじゃねえよ!見せもんちゃうぞ、こら!!
子供を脅した罪で針山に連れていかれる俺。
俺に鍛冶の経験はないから、普通に刺さって死ぬ。
うおぉぉぉ。
穴だらけの俺を釜茹でにする鬼たち。
俺は修行僧でもないから、普通に茹で上がって死ぬ。
うおぉぉぉ。
熱湯消毒された俺を食べる閻魔大王様。
俺は医者でもないから、普通に溶けて死ぬ。
うおぉぉぉ。
うんこになって出てくる俺。
40歳でうんこになる俺。
うおぉぉぉ。
はよ寝ろ。