私は友達が少ない。はがない。というか、いない。

 

 理由は明確である。趣味がないからだ。男性の場合、同じ趣味の人で集まる傾向にあるらしく、趣味がない場合や理解されない趣味を持った人間は孤立しやすい。私がそれに該当する。

 

 具体的な立ち位置を考えよう。まず、少なくとも陽キャではないため陰キャという大分類に分けられる。その中で、王道系、話題作のアニメを見ない。王道系、話題作のゲームをしない。漫画を読まない。これだけで既に陰キャグループの中でも浮いていた。学生の頃は、周りの優しさでボッチではなかったのだが。

 

 音楽は好きで、ギターやベースを弾いていた。しかし、王道系や話題の音楽を聞かなかったから、音楽の話にはついていけなかった。何度か人と演奏もしたが、音楽に対する技術や関心が低い私には荷が重すぎた。それ以前に、音楽系は陽キャが多すぎて話すことすら怖かった。今でも怖い。

 

 では、この男。この年齢になるまで、いったい何をしてきたのか ──

 

 

 

 ── オナニー である。

 

 

 

 そうこの男、オナニーをして生きてきたのである。ほぼ毎日、360日、年間400回を超えるほど、オナニーをしているのである。暇があるときにすることを趣味だと定義するならば、私の趣味はオナニーである。1回あたり、10分~90分かけてオナニーをしているのである。十余年欲に従い続けた結果、息子は黒く、左に曲がっていってしまった。なんと恥ずかしい人間なのだ。あまりにも悲しすぎる。

 

 ところで社会に生きている人間というものは、目の前の人間が危険かどうか確かめるらしい。それは見た目だけで判別することが難しく、内面を知るために言葉を交わす方法が散見される。かくゆう私も、行動や見た目が壊滅的に終わっているわけではないので、それなりに話しかけられる。そこでよく聞かれる、

 

 

 「休日何してますか~?」

 

 オナニー である。

 

 

 「ご趣味とかありますか~?」

 

 オナニー である。

 

 

 「帰って何してます~?」

 

 オナニー である。

 

 

 ……そんなことは言えないので、「動画見たり……? ゲームしたり……?」と胡麻化すのである。幸い、適当に胡麻化しているおかげで面倒な人は寄り付かない。面倒なというか、人が寄り付かない。私がヤバい人間認定されているだけだ。風の噂で聞いたが、表情や態度も変わらないので、冷たい印象を与えているらしい。

 

 こうして、得体の知れない冷酷で空っぽな人間は出来上がるのである。中に、絶賛稼働中の自家発電機が搭載されていることを知らずに。知るな。

 

 茶化して書いているが、オナニー以外にストレスの発散方法を知らないから、それなりに危惧している。何か良い趣味でも見つけたいのだが、オナニーが快楽に直結していて困る。至って不健全である。小5、中2、高2にハマったジャンルは再燃しやすいと良く聞くが、それが オナニー である。真面目に考えると、中2も高2も音楽してたから趣味はそれなんだろうが。

 

 オナニーしすぎて、対人関係で圧倒的不利を被ることになった、自業自得の弱者の自分語りでした。

 

 今夜はエロ漫画で致します。

 

 

P.S.好きなジャンルは、イチャラブとElectro Swingです。