厚生労働省は2016年4月から社員に年5日分の有給休暇を取らせるよう企業に義務付ける方針を発表しました。
エクスぺディアが実施している、世界主要22カ国に行った有休国際比較調査では、日本の有給消化率は、ワースト1位です。年間平均13日支給で、使用日数が5日でした。
有給消化率1位は、スペインとブラジルで、年間30日支給で使用日数が30日です。
日本人が、有給休暇をすべて消化しない理由は、以下の通りです。
【有給を全て消化しない理由】
第1位:経済的な余裕がないため
第2位:同僚から否定的な見方をされるため
第3位:家族等とスケジュールが合わないため
第4位:計画不足のため
第5位:繰越ができないため
同僚から不定的な見方をされると回答した割合も、日本が1位でした。
世界で最も、仕事を忘れてリラックスできない割合も、日本が1位です。
日本の法律では、会社から支給される有給日数が、勤続年数によって変わります。
【勤務年数ごとの有給日数】
0.5年:10日
1.5年:11日
2.5年:12日
3.5年:14日
4.5年:16日
5.5年:18日
6.5年以上:20日
私は、現在の会社に新卒で入社し勤続8年目ですので、毎年20日の有休が付与されております。会社の就業規則では、有休の有効期限が2年間と定められており、40日間が有休取得の上限となっています。
私の所属している会社では、夏季休暇制度がないため自然と5日程度は年間で有休を使用しています。
入社して1年目は、半年後に有休が付与される会社がほとんどですので、1年目で半年以内に義務となる有休を5日使用しなければいけないとなると、難しい気もします。
有給を取得しずらいと思っている国ワースト1位の日本では、法律で強制的に取得させないといけないところまで来ているのでしょう。
私の会社では、有給を取得しずらい環境ではありませんが、入社するまでは会社の有給使用状況は、分かりません。
面接でも、有給の使用実績や残業時間などの質問は、なかなか聞きずらい質問でもあります。
会社の有給の使用実績を調べる方法は今のところありませんが、勤続年数と社員数、部署人数、業務量、募集背景を確認すると有給を取得できるかどうか判断できると思います。
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福井祐平