ニューヨーク・タイムズ紙、編集者100人削減 | キャリアコンサルタント福井祐平の『What's人財』

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企業や社会が求める『What's人財』をテーマに、キャリアコンサルタント福井祐平の視点で書いています。


ニューヨーク・タイムズ社が、10月2日に編集者を100名削減する方針を発表しました。



近年、紙媒体の販売部数の減少や広告収入が伸び悩んでいることが要因となっております。



私も、出版社の中途採用を20社近く担当しており、毎月20名近い編集者の転職支援を行っています。



編集者のほとんどが、担当雑誌の休刊や会社業績不振からくる将来への不安を理由に転職を検討されています。



紙媒体出身の編集者の転職先としては、これまでの経験を活かせる別の出版社か、WEBメディアやデジタルコンテンツを運営しているIT企業に転職しています。



また企業の広報担当として、社内報やIRツールの制作職に転職される方もいます。



編集職は、今後減るかというとそうではないと私は思っています。



元ライブドア社長の堀江貴文も、WEBが発展したことによりコンテンツクリエイター (発信者)が増え、編集してほしいクリエイターが増えるだろうといっています。



コミックや書籍の編集者は、何人の作家を担当していたかも転職時の重要な条件になっています。



ニューヨーク・タイムズ社は、今後人件費のコスト削減で捻出した費用で、デジタル分野に投資する意向です。



紙媒体の編集者も、何かしらデジタル領域の経験を身につけていくことが、時代にあったキャリア形成となり、転職も優位に行えるでしょう。

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福井祐平