ソニー、パナソニック、ジャパンディスプレイの共同新会社設立の背景と研究者のキャリア形成 | キャリアコンサルタント福井祐平の『What's人財』

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企業や社会が求める『What's人財』をテーマに、キャリアコンサルタント福井祐平の視点で書いています。


ソニー、パナソニック、ジャパンディスプレイの3社が有機ELディスプレーを共同開発するために、産業革新機構の出資を受けた新会社を設立することを発表しました。



新会社の設立の背景として、ソニーとパナソニックが大型テレビの生産コストが高く、事業の継続が難しい状況にありました。



これまで電気製品などの新製品の開発は、大手メーカーで行われてきました。



しかし、海外メーカーとの競争が激しくなった現状では、短期的な利益が求められており、採算が取れない研究開発部門を社内で継続することが難しくなってきました。



特定分野の最先端の研究を行うために、国をまたいで海外メーカーへの転職を決意される方もいます。



社内で研究開発が出来なくなった方が、ベンチャーキャピタルの出資を受け起業する方も増えてきました。



ベンチャー企業でも特許を取得し、その後別の大手企業に売却、買収される場合もあります。



今後、最先端の研究開発を行うには、一生会社に属する意識を持たず、環境の変化に適応していく必要があるでしょう。

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福井祐平