昨日、NHKの番組「プロフェッショナル~仕事の流儀~」で真鍋大度(1976~)さんが、放送されていました。
真鍋大度さんは、プログラマー兼アーティストとして活躍されており、2009年には作品『scoreLight』で、文化庁メディア芸術祭エンターテイメント部門優秀賞を受賞されている方です。
真鍋大度さんが携わった、広告賞を受賞したNIKEのCMをご紹介します。
【NIKEのCM】
真鍋大度さんの父はベーシスト、母はデジタルシンセ「DX-7」の音楽ソフトの制作に携わったサウンドプログラマーをされています。
真鍋大度さんは、小学校からプログラミングをしたり、自分でゲームを作って友達と一緒に遊んでいました。
高校に入学すると、DJに夢中になり、大学時代は週5、6回は六本木でプレイしていました。
真鍋大度さんは、全国模試で1位になるほど数学が得意でした。大学は、東京理科大学理学部数学科に進学します。しかし、大学には自分より数学ができる人がいました。
DJについても、「DJの世界って、技術やセンスを突き詰めるのとは別に、どこか人気商売みたいな面もあって、僕はなんかその辺がうまく出来なかった」と語っています。
真鍋大度さんは、様々なミュージシャンとコラボするようになってから、自分なりに何か新しいことが出来ないかと、「自分はこれ以上行けなそうだから何か新しいこと見つけないとな」と考えるようになりました。
真鍋大度さんは、社会人を数年経験後、音楽とプログラミングアート岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS]に進学します。
2006年に株式会社ライゾマティクスを設立し、さまざまなアーティストとコラボレーションしながら、常に新しい作品制作に携わっています。
塾講師の林修先生は、最初数学を講師をしていましたが、現代国語であれば勝てると思い、現代国語の講師になり、活躍されています。
林修先生も、自分が勝てる場所を見つけるべきだと語っています。
真鍋大度さんは、まだ誰もやっていないことをすることにより、自分の勝てる居場所を見つけているのでしょう。
ビジネスにおいても、先駆者は非常に有利です。世界で一番初めに開発したフェイスブックも、他のSNSサービスと比べ一番多いユーザー数を獲得しています。
自身の採用市場価値を高める手段の一つとして、まだ誰も行っていない先駆者になるのも手段の一つになります。
真鍋大度さんは、新しい企画を「3年後に、もう誰でもできて全く価値がないものになったときに、じゃあ何をやっているかっていうのを考える」と語っています。
新規企画の考え方にはいろいろあると思いますが、未来の状況を予測してさらにその先を考えるのもよいかもしれませんね。
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福井祐平