
昨日2014年4月11日、ラーメン店「支那そばや」創業者の佐野実(1951~2014)さんが多臓器不全でお亡くなりになりました。
以前、TBSのテレビ番組「ガチンコファイトクラブ」のラーメン道という企画で出演されていたこともあります。
佐野実さんは、神奈川県に4人兄妹の二男として生まれます。
当時、今が貧しく常に空腹だったため、幼いころからラーメン屋か寿司屋になることが夢だったそうです。
中学時代は、新聞は配達や牛乳配達のアルバイトで稼いだお金でラーメン屋に通っていたそうです。
高校時代は、プロ野球選手を目指していましたが、同じチームメイトに後にジャイアンツに入団した小俣進さんとの実力の差を感じ諦めます。
高校卒業後は、不二家のカレーライスが好きとの理由で不二家レストランに就職します。
不二家レストランに就職してからも、ラーメン店の食べ歩きは続けていたそうです。
34歳まで洋食の世界で勤めていましたが、ラーメン店を開業したいという思いが募り、退職後、湯河原のラーメン店で1週間就業したのち、藤沢にラーメン店を開きました。
佐野実さんのラーメンへの思い入れは大変強く、お客様にも香水の匂いが強い人との入店禁止、店内での私語・喫煙・携帯電話の使用を禁止しています。
佐野実さんは、「らぁ麺とは・・・麺は男。スープは女。俺はこの言葉を店頭に掲げて日々らぁ麺と向き合ってる」、「数を売るんじゃない。味を売れ!」と語っていました。
私は、京都に住んでいた10歳まで父はうどん屋を営んでいました。私も幼いころは佐野実さんと同じように、お寿司屋さんになることを憧れていました。
香川県から大学進学で東京に出てきて、初めて九段下駅近くの斑鳩のラーメンを食べた時は大変感動しました。
今さらですが、佐野実さんが作ったラーメンを食べてみたかったです。
佐野実さんのラーメンは、現在通信販売で購入することができます。
【通販サイト】※新横浜ラーメン博物館運営
http://item.rakuten.co.jp/raumen/c/0000000277/
佐野実さんのご冥福をお祈りいたします。
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福井祐平