人財に学ぶ スティーヴィー・ワンダー | キャリアコンサルタント福井祐平の『What's人財』

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企業や社会が求める『What's人財』をテーマに、キャリアコンサルタント福井祐平の視点で書いています。


スティーヴィー・ワンダー(1950~)さんは、アメリカのミュージシャンで、30曲以上のUSトップ10ヒットを放ち、計22部門のグラミー賞を受賞している方です。



スティーヴィー・ワンダーさんは、6週間の早産で生まれ、保育器内での加亮酸素が原因で生まれてすぐに目が見えなくなります。



しかし、スティーヴィー・ワンダーさんはすぐに音楽の才能を発揮します。 わずか5歳にしてピアノ、ハーモニカをマスターします。



11歳の時、自身で作曲した「Lonely Boy」をミラクルズのロニー・ワイトの前で歌い、ワイトがモータウンのオーディションへ連れて行ったことがきっかけで、モータウンと契約します。



12歳でデビューしたスティーヴィー・ワンダーさんは、13歳の時にアルバム「Recorded Live: The 12 Year Old Genius」でBillboard 200で1位を獲得。また、シングル「Fingertips - Part 1 & 2」でもBillboard Hot 100で1位を獲得しました。



スティーヴィー・ワンダーさんは、1973年、交通事故に遭った影響で、一時期味覚と嗅覚を失います。その後、リハビリでほぼ完全に回復しました。



交通事故の体験から、慈善活動や平和活動に目覚め、アパルトヘイト政策に反対する歌や、キング牧師を称える歌を発表します。



そして、2009年12月3日に、国連から貧困の子どもや障害者の支援運動が評価され、国連平和大使に任命されました 。


全盲のミュージシャンでは、スティーヴィー・ワンダーさんのほかに、レイ・チャールズ(歌手、ピアニスト)さん、辻井伸行(ピアニスト)さん、黄裕翔(ピアニスト)さんがいます。


全盲の方の主な職種は、以下の通りです。
【主な職種】 ・整体師 ・鍼灸マッサージ ・プログラマ ・図書館員 ・音楽家 ・医師 ・電話交換 ・事務 など



全盲の方は、就職活動で準備する書類に今までの業務経験の他に、『どのような仕事が出来るか』箇条書きで記載して提案することをお勧めします。



スティーヴィー・ワンダーさんは、「私たち誰もが、能力を持っている。違うのは、それをどう使うかだ」と語っています。



自身の能力を悲観せず、どのような環境で活躍できるか考えてみるのも良いでしょう。

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福井祐平