
澤本嘉光(1966~)さんは、東京大学出身で電通に所属するクリエイティブ・ディレクター、CMプランナーです。カンヌ国際広告祭、アドフェスト、IBA、NYフェスティバル、Tmes Asia-Pacificなどの広告賞を受賞している方です。
澤本嘉光さんは、高校時代から「なにか表現がしたい」と思っていたそうです。そんな時、森田芳光監督の「家族ゲーム」と原田知世さん主演の「時をかける少女」いう映画を見て映像業界に携わる仕事がしたいと思うようになりました。
澤本嘉光さんは、子供のころから通信簿に書かれるほど集中力に欠ける方だったそうです。自身でも、映画のような2時間作品は辛いなと思っていました。
そんな時、サントリーのウイスキーのCMを見て、「60秒でこんなにかっこいい世界を作ることが出来るなら、集中力の無い僕にぴったりだ!」と、CMの世界に凄く興味を持つようになりました。
本に書かれていることを信じやすい澤本嘉光さんは、ある本に「CMを撮るなら、早稲田の政経学部か上智か東大の文学部に進め」と書かれていたのを信じ、東京大学を受験し入学しました。
電通に入社後、最初はCMプランナーではなくコピーライターとして配属になりました。当時、配属になった30人中、1年後は10はクリエイティブ局から出て行ってもらうとの上司の脅しもあり、必死にコピーライターを勉強しました。
その後、CMプランナーとなってからは、ソフトバンクモバイルの「ホワイト家族24 予想外な家族」シリーズや、東京ガスの「ガス・パッチョ」などのヒットCMを手掛けています。
私は、東京ガスのCM「お弁当メール」が好きで、たまに見ています。
【東京ガスCM お弁当メール】
澤本嘉光さんは、独立しようとは思っていないそうです。会社に勤めるサラリーマンをカッコいいと僕は思っているそうです。
また、会社に専門のプロがいて色々と聞く事が出来る環境だそうですが、もし独立をしていたら「時代の変化に着いていこうと思わないと思う」と語っています。
私自身、漫画が大好きで高校のころは自由帳に漫画を描いていました。一時期、漫画家になるのもいいかなと考えた時もありました。
映画など素晴らしい作品に出合った時の影響度合いは自身のキャリアにも影響を与えます。
人は、直接出合ったものの影響度合いによって、やりたいことが決まります。まだやりたいことが見つかっていない場合は、いろいろな職種で働くトップの方の情報を調べながら、自身の影響度合いを確認してみましょう。
澤本嘉光さんが脚本を手掛ける、「世界一のテレビCMを決める世界最大の広告祭」を舞台にした映画『ジャッジ!』が今年の1月11日に公開されます。
ご興味のある方は、ぜひご覧ください。
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福井祐平
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