第二新卒 | キャリアコンサルタント福井祐平の『What's人財』

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企業や社会が求める『What's人財』をテーマに、キャリアコンサルタント福井祐平の視点で書いています。

第二新卒とは、学校を卒業して一旦就職したものの、1~3年以内に転職する方のことをいいます。



今から3年前の平成22年3月度の大学卒業生数は、約56万人(厚生労働省発表)です。



そのうち、新卒者として就業開始した人数は、全体の65.1%にあたる約36万5千人(厚生労働省発表)になります。



厚生労働省が発表した平成22年3月度の大卒新卒者が、平成25年6月時点に離職した人数は、113,390人(約31%)になります。



第二新卒者が転職を考える主な理由は、以下の通りです。

【転職理由】
・新卒採用時に本命企業に就職できず、再度同業界、企業への応募を決意する
・社会人となって働いてから、自分のやりたい仕事が出てきた
・ブラック企業に入社してしまった



最近の新卒採用市場は就職氷河期と言われており、なかなか自分の希望している会社に就職できない方が多いです。そのため、転職して新卒時からやりたいと思っていた仕事をする機会を求めている方が多い印象をうけます。



企業にとっての第二新卒者の採用メリットは、以下の通りです。

【採用メリット】
・社会人として必要なビジネスマナーを身につけている
・通常の中途採用に比べて若く、また特定の企業文化の影響を強く受けていない



第二新卒を募集している企業は離職率が高いと思う人もいますが、全ての企業がそうではありません。



新卒採用の場合、採用入社時期が4月と年に1回しかなく、会社の成長スピードに合わない場合があり、そのため第二新卒を採用し組織の年齢構成を調整するために行っている企業もあります。



第二新卒採用の場合でも、必須条件が全くない訳ではありません。高学歴指定の企業もあれば、理系の特定学部(技術系メーカーの場合、機械電気系学部卒など)を必須にしている企業もあります。また、営業経験など1社目の業務経験を必須にしている企業もあります。



その他にも、「新卒で4月に正社員として入社している方」や「大手企業に入社している方」を条件に書類選考をする企業もあります。



企業は、第二新卒者の面接時に忍耐力があるか、精神的未成熟者かどうか、明確な志望動機かどうかを特に注意して確認しています。



第二新卒枠の求人に応募する場合は、募集の背景、入社後の研修内容、前職の退職理由が改善されるかどうかを確認することをおすすめします。



第二新卒時期は、業界チェンジ、職種チェンジが可能です。



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