
マルッティ・アハティサーリ(1937年~)さんは、フィンランドの元大統領で、2008年に世界各地の紛争解決に尽力した功績からノーベル平和賞を受賞した方です。
2011年11月、宮城県の被災地を訪問した際、「一人の日本人として何ができるのか」という若者からの質問に対して、下記の通り回答しています。
「必要なスキルを持っているのなら、それを活用できる組織に加わるのがいいでしょう。特に、情報技術とソーシャルネットワーキング・サイトは『アラブの春』を始め最近の世界的な動きで極めて重要な役割を果たしており、これらのスキルを身に付けると良いかもしれません。
また、旅行の機会は大いに活用すべきです。旅は世界の物事を見る目を養い、外国語を学ぶ最良の機会です。思い込みではなく事実に基づいた意見を表明できるようになるには読書も大切です。
私が運営するNGO『危機管理イニシアチブ(CMI)』のメンバーも、20カ国以上の出身です。若者にとって国際性は重要だと思います。」
『アラブの春』とは、2010年から2012年にかけてアラブ地域において発生した大規模反政府デモや抗議活動の総称をいいます。
最近、私自身、人の印象を表現する際に使用する「言葉」を知らないと感じるときがあります。会社内で相談に来た方の情報を共有する際に、ありきたりな表現しかできずお互いの認識を合わせるのに時間がかかるときがあります。
言葉や文章で何かを表現できるようになるには、やはり読書が一番なのかもしれません。
またSNSの発信力は、エリアを選ばず一瞬で何万人、何億人の人を動かすことができるツールです。
私のツイッターアカウントのフォロワ—も4,000人以上いますが、リツイート先のフォロワ—数も入れると、1つのつぶやきが1万人以上に伝わる時もあります。
企業の採用活動においても、Facebookやtwitterを活用している企業も増えてきました。
私の担当企業でも、Facebook上でしか、採用情報を公開していない企業もあります。
マルッティ・アハティサーリさんの言う通り、今後より一層、ソーシャルネットワーキング・サイトの活用が必須となってくるでしょう。
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福井祐平