
志賀直哉(1883~1971年)は、白樺派を代表する小説家で、1949年には文化勲章を受賞した方です。戦争に対しては、戦後に発表した「鈴木貫太郎」などの随想で内心反対であったことを述べています。
志賀直哉は、「仕事は手段にあらずして目的だ。」という言葉を残しています。
私に相談にくる転職希望者で、入社したい会社の社名や、自分のしたい職種名をすでに決めている方がいます。しかし、その会社に入って何がしたいのか、この仕事であなたは何がしたいのかと聞いてみると、明確な答えが返ってくることは少ないです。
特に新卒の学生と就職の相談を聞くと、入りたい会社もしくは自分のしたい仕事は確認できますが、あの会社でこういう仕事がしたいなど両方とも明確に意思を持っている方は少ないです。
会社選びは重要です。この会社だからこそ出来る仕事がたくさんあります。
会社の方向性を確認する方法としては、ホームページに掲載されている会社のビジョンや行動指針を確認することをおすすめします。
ミクシィとグリーとディー・エヌ・エーの会社のビジョンを、下記にてご紹介します。
<ミクシィ>
ミクシィは、「すべての人に心地良いつながりを」をミッションとして、新たなチャレンジを続けていきます
<グリー>
インターネットを通じて、世界をより良くする。
<ディー・エヌ・エー>
世界に喜びと驚きを
会社のビジョンを自分がどのように感じ、自分の目的とどれだけ協調できるかが会社選びの判断の一つにして良いと思います。
自分の目的に対して、職種や仕事内容を選択する際には、自分は何のために働くのか、何をしている時に達成感や充実感を感じるのか、自分の適性は何かを考える必要があります。
私に相談来る方で、志望動機をどういうふうに書いていいかが分からい人がいます。その時は、まずは自身の働く目的を明確にすること、応募する会社を徹底的に調べること、自身の目的を応募する求人に照らし合わせるように指導しています。
実際は、自分の生き方や目標を100%叶えてくれる会社と仕事内容があるかというと、正直ないかもしれません。自分の目的達成のために、起業という選択する方もいます。仕事で満足できない部分を、プライベートで充実させている方もいます。
目的を持たずに仕事をすると、間違った仕事の仕方をしてしまう場合があります。私も何度かそれで失敗したことがあります。
漠然と目の前の仕事を一生懸命取り組む必要もありますが、目的を持ってキャリア形成していくことをおすすめします。
福井祐平
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