
ドナルド・E・スーパー(1910~1994)は、1994年にキャリアはどのように形成され、決定されるのかについて、アーチモデルを発表しました。
アーチモデルとは、2本の柱とその2本をつなぐアーチの上部の図を元にキャリア決定について説明しています。
キャリアを支える2本の柱の左側が、個人のパーソナリティで、その人独自の諸特性、つまり興味、特有な適性、価値観、適正、欲求、知能になります。
右側の柱は、個人に対する外的要因で、経済情勢や社会の影響、現在の社会政策労働市場の現状、所属集団、学校、家族、地域社会が個人にあたえる影響になります。
2本の柱をつなぐアーチ部分がキャリアレインボーで、9つのライフロール、子供、学生、職業人、配偶者、ホームメーカー(家庭を切り盛りする人)、親、余暇を楽しむ人(充電中も含む)、市民、年金生活者になります。
私も個人のパーソナリティだけでは、希望のキャリア形成ができないと思っています。必ず、環境がキャリア形成に影響していると思っています。
モード学園の創立者、谷まさるさんはカンブリア宮殿に出演した際に、「環境が人を形成する」とおっしゃっています。
スポーツの世界でも、毎年全国大会にでる学校があります。ビジネスでも、アップル社の製品はアマゾンに住んでいる人は世に出すことはできないでしょう。
私に転職の相談に来る方でも、会社の方向性と自分のキャリアが一致しないので転職を決意した方がいます。
中には、自分1人から会社設立して事業を行っていた方や、新規事業担当者として会社に貢献した方のように、自身で環境を作っていった方もいます。
私も、趣味で四国県人飲み会を開催し、関東で働いている四国県人の交流の場を作っています。
自分のキャリア形成を考えるときは、自身のパーソナリティと環境の2つ視点で現状を把握することをおすすめいたします。
福井祐平
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