ドナルド・E・スーパー ライフロール | キャリアコンサルタント福井祐平の『What's人財』

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企業や社会が求める『What's人財』をテーマに、キャリアコンサルタント福井祐平の視点で書いています。


キャリア心理学者、コロンビア大学名誉教授のドナルド・E・スーパー(1910~1994)はキャリアを、人生の各時期に果たすライフロールの組み合わせであり、キャリア発達は一生を通じて、自分のライフロールの中で行う選択と意思決定の連続であるとしています。



この概念を虹に例えて説明し、キャリアレインボーと呼びます。これらのライフロールとは次の9つです。

<9つのライフロール(人生の役割)>
・子供
・学生
・職業人
・配偶者
・ホームメーカー(家庭を切り盛りする人)
・親
・余暇を楽しむ人(充電中も含む)
・市民
・年金生活者



スーパーは、さまざまな発達段階で様々な役割をそれぞれの場面で演じているといっています。スーパーはそれぞれの場面を、家庭、地域社会、学校、職場とし4つの主な劇場と呼んでいます。



私に転職の相談にくる方でも、結婚(配偶者)を機に転職を考える人や、親の介護(親)が必要で一度退職した方や、親の地元(親)で就職を探している方もいらっしゃいます。



また、家庭がある方(ホームメーカー)では希望年収の優先度合いが高いが、業界や就業条件の優先度合いが低い方もいらっしゃいます。



元株式会社ディー・エヌ・エー代表取締役兼CEOの南場智子さんは、 療養中の夫の看病に力を注ぐため退任し、代表権のない取締役となることを選択しています。



私自身、まだ未婚ですが、今は9つのライフロールの中では特に「職業人」と「配偶者」に対しての意識が高くなってきています。また、私は長男ということもあり、将来的に「親」との自分の役割について考える時期がくるだろうと思っています。



人生とは、正直その時にならないと分からないことがたくさんあります。転職に関しては、タイミング(ご縁)の要素も大きいです。その時々で自身で納得した意思決定ができるように前もって考えておいたほうが良いでしょう。

福井祐平



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