海洋生命系のダイナミクス
東海大学出版会
各定価：3,600円＋税
第１巻：海洋の生命史－生命は海でどう進化したか
西田 睦 編 2009
第２巻：海洋生物の機能－生命は海にどう適応しているか
竹井祥郎 編 2005
第３巻：海洋生物の連鎖－生命は海でどう連環しているか
木暮一啓 編 2006
第４巻：海の生物資源－生命は海でどう変動しているか
渡邊良朗 編 2005
第５巻：海と生命－「海の生命観」を求めて
塚本勝巳 編 2009
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第１巻：海洋の生命史－生命は海でどう進化したか
西田 睦 編 2009
序章 海洋の生命史
第Ｉ部 進化・系統
第１章 生命の起源と初期進化
第２章 微生物の系統進化と生態系の形成
第３章 底生性渦鞭毛藻類の進化
第４章 触手冠動物の起源と腕足動物の進化
第５章 魚類の大系統：ミトコンドリアゲノミクスによるアプローチ 宮 正樹・西田 睦
第６章 古代魚の進化を探る
第７章 分子データを用いた魚類の分岐年代の推定
第８章 哺乳類における海への再侵入と進化
第II部 形質進化・遺伝子進化
第９章 海洋性発光細菌の生態と進化
第10章 常識を超えた変わり者、渦鞭毛藻
第11章 ナメクジウオにみる脊髄動物の出現
第12章 軟体動物の殻発生機構の進化：二枚貝の進化発生学からの知見
第13章 ホヤ全ゲノブ解析：そのインパクト
第14章 脊椎動物のゲノム進化
第III部 種分化・多様性
第15章 熱水噴出域固有動物群の分散と種分化
第16章 海水期（閉鎖系海洋）における海洋生命系の固有進化
第17章 アンキアライン洞窟固有動物：地下汽水湖における進化
第18章 貝形虫類の多様化：分子系統と化石記録の総合
第19章 ウナギ属魚類の集団構造と種分化 石川智士
第20章 ウナギの系統と大回遊の謎 青山 潤
第21章 日本の磯魚群集の成り立ち：分子系統が語る浅海の交流史 馬渕浩司
第22章 海洋生物の多様性をいかにして理解するか 白山義久
第23章 外来生物による生物多様性の撹乱と保全
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第２巻：海洋生物の機能－生命は海にどう適応しているか
竹井祥郎 編 2005
序 章 多様な海洋環境に生きるしくみ
第Ｉ部 多様な海洋環境への適応
第１章 浸透圧的適応
第２章 塩類細胞の分子生物学
第３章 窒素代謝と環境適応―尿素を利用するユニークなしくみ
第４章 細胞レベルの浸透圧調節
第５章 深海帯に生息する底魚類の鰾
第６章 深海へのアクチンタンパク質の適応
第７章 熱水噴出域への適応
第８章 トラフグを中心に魚類体表の生体防御機構をさぐる
第９章 ストレスへの適応
第II部 海洋生物と遺伝子
第10章 トラフグの全ゲノム解析はなぜ行われたか－データベースの値打ちと魚類ゲノム科学の新展開
第11章 メダカゲノムから脊椎動物の遺伝子機能を探る
第12章 ゲノムからみた生物の形態形成と進化
第13章 魚類の優良遺伝形質を探る
第14章 海藻類の育種に向けての遺伝子研究－ゲノム情報を利用したノリ育種
第15章 ヒラメの免疫関連遺伝子と耐病性
第16章 ゼブラフィッシュを用いて解明する脊椎動物の神経発生
第17章 ワムシの爆発と崩壊の遺伝子
第III部 バイオミネラリゼーション
第18章 バイオミネラリゼーションにおける基質高分子化合物の関与
第19章 魚類における耳石形成
第20章 サンゴと甲殻類の外骨格における石灰化の分子機構
第21章 ヒザラガイの歯舌の形成機構
第22章 軟体動物外骨格における石灰化機構
第23章 円石藻におけるココリス形成と光合成
第24章 珪藻のガラス骨格形成機構
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第３巻：海洋生物の連鎖－生命は海でどう連環しているか
木暮一啓 編 2006
序 章 地球システムのなかの海洋と生物群集
第Ｉ部 一次生産プロセス
第１章 一次生産の基本概念
第２章 一次生産におよぼす光環境の影響
第３章 一次生産と栄養塩収支
第II部 微生物ループ
第４章 微生物ループの基本概念
第５章 細菌群集の現存量，生産量および群集組成
第６章 細菌の被食過程
第７章 単細胞生物の死滅要因としてのウイルス
第８章 従属栄養微生物群集による栄養塩代謝
第III部 生食食物連鎖
第９章 海洋漂泳層の食物連鎖の基本的概念と今日的課題
第10章 真核微生物群集を介した物質循環
第11章 物質循環における微小動物プランクトンの役割
第IV部 有機物-微生物相互作用プロセス
第12章 海洋における懸濁粒子の動態－表層における凝集と沈降を中心として
第13章 コロイドの動態と代謝メカニズム
第14章 海洋における有機物の代謝－生物体有機物から非生物態有機物へ
第V部 海洋生態系における有機物フラックス
第15章 動物の鉛直移動にともなう物質の鉛直フラックスと中・深層の生態系
第16章 底層への有機物フラックスと底生生物群集
第17章 海洋・陸上・大気間の炭素フラックス
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第４巻：海の生物資源－生命は海でどう変動しているか
渡邊良朗 編 2005
序 章 自然変動する生物資源
第Ｉ部 多様な生態
第１章 ウミガメ類の回遊生態
第２章 マグロ類の遊泳と回遊
第３章 中・深層性魚類の初期生態 佐々千由紀
第４章 ハダカイワシ科魚類の生活史 杢 雅利
第５章 仔稚魚の行動特性と生き残り 益田玲爾
第６章 異体類の変態 田川正朋
第７章 ウナギ属魚類の多様性 渡邊 俊
第８章 ウナギの接岸回遊メカニズム 篠田 章
第９章 レプトセファルスの分布特性と多様性 皆川 源・Miller MJ
第II部 自然変動のしくみ
第10章 カタクチイワシの資源量変動機構 高橋素光
第11章 ニシン科魚類の生態と加入量変動 白藤徳夫・千村昌之
第12章 海洋・気候のレジームシフトと資源変動 安田一郎
第13章 仔魚の輸送と加入量変動 木村伸吾
第14章 肉食性プランクトンの役割 寺崎 誠
第15章 異体類の加入量変動 山下 洋
第16章 アワビ類の生態と加入量変動
第17章 海産魚類の生活史戦略と個体数変動 勝川木綿
第III部 人為改変と管理・保全
第18章 有害化学物質による海洋汚染
第19章 沿岸域の有害化学物質汚染
第20章 有機スズ化合物の挙動と生物影響
第21章 大変動する生物資源の管理
第22章 鯨類の個体数調査と保全
第23章 資源管理と保全の両立を探る
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第５巻：海と生命－「海の生命観」を求めて
塚本勝巳 編 2009
第Ｉ部 海の空間：生命系の舞台
第１章 海洋の起源と歴史
第２章 海底のコアサンプルが解き明かす三陸沖大漁場の歴史
第３章 海水中の元素と生命
第４章 海流と生命
第５章 地球科学から見た生物
第II部 海の時間：生命系の歴史
第６章 進化する海洋生命系
第７章 植物の上陸と進化
第８章 脊椎動物の上陸と進化
第９章 捕食－被食関係の地史的変遷
第10章 日本沿岸における底生動物の分散と遺伝的分化
第III部 海への適応：生きるための工夫
第11章 生命と水
第12章 海の環境と生態系の総観
第13章 海洋における光合成システムの進化
第14章 干潟への適応：海と陸のはざまに生きる
第15章 海洋生物における石灰化の意味
第16章 魚類の回遊メカニズム 上田 宏
第17章 海底と地底からさぐる新しい「生命系」観
第IV部 海の連鎖：海洋生態系
第18章 高熱菌再考
第19章 共生視点から見た陸上生態系と海洋生態系
第20章 サブミクロン粒子の発見とそれを取り巻く生物海洋学の時代的背景
第21章 海のなかのミクロな環
第22章 漂泳生態系における一次生産者と二次生産者の間 古谷 研
第23章 深海生態系：動物プランクトンの多様性と食物網 西田周平
第24章 海洋における遺伝子伝播
第V部 海の未来：人と海のかかわり
第25章 変動する海の生物資源
第26章 漁業という人間活動
第27章 地球環境変動とサンゴ礁：地球規模の野外実験が教えるもの
第28章 海の生命の繁栄と絶滅
第29章 海の未来、人の未来
第30章 海からみた生命
終章「海の生命観」は得られたか？あとがきにかえて
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●参照
塚本 勝巳 (2004) 学術創成研究「海洋生命系のダイナミクス」.
日本水産学会誌, 70（1): 88-92.
KJ00000883663.pdf
https://projects.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=272335&item_no=1&page_id=13&block_id=21