ヒメヤマノカミとキリンミノの稚魚スケッチ(胸鰭の合成) | ウッカリカサゴのブログ

ウッカリカサゴのブログ

日本産魚類の仔稚魚のスケッチや標本写真、分類・同定等に関する文献情報、
趣味の沖釣り・油画などについての雑録です。

日本産稚魚図鑑(1988, 2014)で,ヒメヤマノカミとキリンミノ稚魚については,胸鰭は輪郭だけを示し,別扱いとした載せた。

大きな胸鰭に隠れた体側の斑紋を示したかったからだが,胸鰭にも斑紋があり,透かして表現するのは難しかった(スケッチする際は,胸鰭を解剖バサミで切り取って,それぞれについて行った)。

原稿を見て頂いた際,沖山先生から,ちょっと違和感があるとの感想を頂いたが,結局そのまま載せた。

今回,描画ソフトのレイヤー機能を用いて合成版を作ってみようと思い立ち,やってみたら簡単にできた。デジタルならではの機能である。

 

合成版

ヒメヤマノカミ  9.5 mm SL

 

 

合成版(A)透過

合成版(B)非透過

キリンミノ  11.5 mm SL