日本産魚類の計数形質表の作成 | ウッカリカサゴのブログ

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日本産魚類の仔稚魚のスケッチや標本写真、分類・同定等に関する文献情報、
趣味の沖釣り・油画などについての雑録です。

魚類検索第三版(東海大学出版会,2013)に載っている全魚種(4210種類,4180種)の種名リスト(目,亜目,科,亜科,族,属,種,標準和名)が完成した(もとにしたデジタルデータに結構ミスがあり,チェックが大変だった)

次に,カライワシ科~マンボウ科の3,983種類について,計数形質表(背鰭,臀鰭,胸鰭の鰭条数,脊椎骨数)の作成に取り掛かった。

まずは,第二版(2000)に記載された3,863種についてのデータ(注参照)を第三版の分類体系に準拠して移植した。

分類群によっては第二版→第三版で計数形質データの変更があったので,これからチェックし,追加種(約120種)のデータを新たに入力することになる。

それにしても仔稚魚の分類・同定にもっとも重要な
脊椎骨数のデータが少ないのが残念だ。

ちなみに,稚魚図鑑第二版では検索第三版のデータを記載している。

いずれにしても,かなりの量のデジタルデータがあったので,ここまで来たが,1から入力する気にはなれない。

NoEditor というテキストエディターの「文字列比較モードという機能がデータチェックの際に非常に役にたったことをここに記して,感謝したい。

魚卵・仔稚魚の検索システムの構築に向けて