ヒメツバメウオ科 ヒメツバメウオの稚魚 | ウッカリカサゴのブログ

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日本産魚類の仔稚魚のスケッチや標本写真、分類・同定等に関する文献情報、
趣味の沖釣り・油画などについての雑録です。

ヒメツバメウオ 19.6mm SL
150809 千葉県勝浦(川津港)

成魚では腹鰭が消失あるいは痕跡的となるが,この稚魚ではまだ明確に認められる。

幼魚は小河川の汽水域に生息するが,純淡水域にも侵入するという。
淡水・海水のいずれにも適応し,飼育の容易さから観賞魚として人気がある。

魚類検索第三版によると,成魚は我が国では屋久島,沖縄島以南の琉球列島
に分布するとされている。

標本を提供してくださった瀬戸熊氏に感謝します。

参照:
●山本泰司・太田 満・田名瀬英明(2000)
袋湾(紀伊半島南西部)より収集したヒメツバメウオと飼育経過.
瀬戸臨海実験所年報, 第13巻: 32-35.
http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/178973/1/asl01300_032.pdf

●ハイパー磯あそび人 さとう俊 公式サイト
http://www.syuns.com/http___syuns201312_2.pdf

小笠原 義光. 赤津 澄人. 多紀 保彦(1978)
西アフリ力産ヒメツバメウオ科 Monodactylus sebae の稚魚期と仔稚魚の塩分抵抗(英文)
魚類学雑誌 24(4), 246-250.

Monodactylus sp. juvenile
https://www.flickr.com/photos/henriquatrecentcoups/6795580095