" 首 (北野武) " (2024年1月4日鑑賞)


個人的に大傑作でした。

映画内で北野武がビートたけしを演じ、さらにビートたけしが羽柴秀吉を演じる。計算の上でわざとやっている " 下手さ "。

" たけし自身が秀吉を演じるならこれしかないだろう " という絶妙な塩梅。


映画の描き方も " 北野作品とビートたけしの融合 " が今までで一番高次元で、作家性とエンターテインメントの融合が今までで一番高次元で成されていたように思う。

お笑い番組的、バラエティ番組的な表現や即興性が上手く機能していた。

北野武 (ビートたけし) の新たな傑作。


" 粋だなぁ、凄いなぁ " と思ったのが、一瞬だけ織田信長のある種の "むなしさ・孤独" が確かに映っていたこと。

決して感傷的ではなく一瞬だけ映し描いた事が作品に奥行きを与えていた。

そしてその一瞬が自分には刺さった。


バイオレンス、無情、静と動はもちろんの事、群像劇も隅々まで行き届いていた。

やっぱりブラックな笑いの中には様々なものが詰まっているし、戦国の世の時代劇になってもそれの描き方が絶妙でした。


北野映画の新たな一歩、今までとは別ベクトルのパワーアップを劇場・映画館の大スクリーンで観られて良かったです。




ここからは映画と無関係な事です。

久々にブログにログインしました。

理由は単に色々と疲れたり不安定だったりで億劫になってたからです(笑)インスタで写真での自己表現はやってましたが。

もしかしたら "いいね返し"?、全部は無理かもしれません。日常や好きなものを書いてる方なら良いのですが、どうも強い意見や否定的な意見、文章は疲れてしまって。

それも一時的なものだと良いのですが。


今回の首の映画館での鑑賞もブログでの感想もどうも否の意見が多くて億劫だったのですが、映画館で観られて良かったですし感想も書く事ができて良かったです。

鑑賞直後に細部までしっかり書ければ良かったのですが(笑)


ちょっと様々な事に対して他者に影響されすぎていたので、少し見直して様々な事をマイペースにやっていきます。

今回もありがとうございました☺️