長月
日増しに夜が長くなるので「夜長月」。
それが「長月」になったといわれています。
季節:仲秋(ちゅうしゅう)
※白露から寒露の前日まで。
二十四節気
季節の変化を知るために、地球が太陽をまわる一年を24に区分して、
「春分」「秋分」など季節を表す言葉をつけてあらわしたものが、「二十四節気」です。
農村ではこの二十四節気を基準にして種まきや収穫などをおこなってきました。
9月1日は1923年に関東大震災が発生した日でもあり、
また、台風が発生しやすいシーズンでもあることから、地震や風水害に備えるための日として、
1960年に「防災の日」が制定されました 日常生活のなかでは、身のまわりに災害がおこることは想像しにくいところではありますが、 災害がおこってからでは遅いのです。 いま一度、携帯や電話など通信網が混乱状態の時のご家族との連絡の取り方、避難場所、必要最低限すぐに持ち出せるものなど、この日を機にご家族で確認しておきましょう!
おわら風の盆 (おわらかぜのぼん) 9月1日〜3日(旧暦8月1日、やみの祭り)
越中おわら風の盆ともいい、富山八尾町で300年以上も続くお祭りです。
提灯、幔幕(まんまく)、ぼんぼりを飾り、日本五大民謡のひとつに挙げられる「越中おわら節」を歌いながら、
思い思いの衣装で夜を徹して踊ります!
夜になると気温がグンと下がるころです。
秋になると草花に露ができて、白く見えるようになることから、
この時期を「白露」と言います。 この日から「中秋」になります。
飾山囃子 (おやまばやし) 9月7日〜9日
日本三囃子のひとつで、秋田角舘町神明社の秋祭りで行われます。
各町内から引き出された曳山の上で太鼓や笛、三味線の囃子に合わせ, 秋田おばこが美しい手踊りを奉じます。
曳山の激突も見ものです。
古く中国では奇数が「陽の数」として縁起がよいとされていたため、 暦上で奇数が重なる日を「五節句」とし、 季節の変わり目に無病息災や豊作を願い、 季節の旬のもので邪気を払う行事としていました。
「五節句」、すなわち1月7日(人日・じんじつ。
● 1月のみ1日は正月にあたるため7日にずらしてある)、
● 3月3日(上巳・じょうし)、
● 5月5日(端午・たんご)、
● 7月7日(七夕・たなばた)、
● 9月9日(重陽・ちょうよう)、の5つです。
旧暦の9月9日は今の10月中ごろにあたり、 菊が美しい季節であり、菊は長寿をもたらすめでたい花、かつ強い香りで邪気を祓うとされていたため、 重陽の節句では菊の花を飾ったり、菊酒を飲んだりしていました。 新暦の9月9日はまだまだ暑い盛りで、 菊も盛りではありません。 旧暦が新暦に替わって季節感が合わなくなり、 この「菊の節供」は次第に廃れてきてしまいました。
鶴岡八幡宮流鏑馬神事 (つるがおかはちまんぐうやぶさめしんじ) 9月16日
神奈川鶴岡八幡宮の例大祭で、 疾走する馬の上で的を射る弓馬術です。
源頼朝が放生会(ほうじょうえ)の後の奉納したのが始まりです。 その他、鎧武者行列、神輿渡御、神楽の八乙女舞などが行われます
ハッピーマンデー制度により、9月の第3月曜日は「敬老の日」、 お年寄りをいたわる日、です。
★、敬老の日の由来
この祝日のはじまりは、兵庫県多可町でおこなわれていた「としよりの日」、なのだとか。 「老人を大切にして、お年寄りの知恵を借りて村づくりをしよう!」という趣旨のもと、 農作業が比較的暇な時期で、かつ天候がよい時期、ということで、 9月15日に敬老会などを開いていたそうです。 それが兵庫県に広まり、全国へと広がっていきました。 「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日」というのが 「敬老の日」の定義です。 身近なお年寄り、ご自身のおじいちゃまおばあちゃまであったり、 またはお子さまから見ればおじいちゃんおばあちゃんにあたるご自身のご両親などに、 「ありがとう」や「おめでとう」を伝えることが大事です。 ささやかなギフトを贈ってもいいでしょうし、 お子さまと一緒に書いたり作ったりしたメッセージカードなどを贈るのも素敵です。 電話をしたりオンライン通話などを使って、離れていても直接顔を見ながらおしゃべりするのもいいですね! 大事なのは、「ありがとう」「おめでとう」の気持ち。
3月の春分の日同様、昼と夜の長さが同じになる日で、 この日を境に日が短くなり秋の夜長に向かっていきます。
太陽が極楽浄土があるという真西に沈むことから、 亡くなった人をしのぶ日、とされています。
『 秋深き隣は何をする人ぞ 』 (松尾芭蕉)
秋が深くなると、野山とともに心もどこかさびしくなるもの、
隣人のことが気にかかる、人恋しい気持ちを詠んだ句。
『 雲をり人をやすむる月見かな』 (松尾芭蕉)
満月の時々かかる雲は、月見をしている人々の興奮した気分を休ませてくれるのだなと感じて詠んだ句。
春分の日・秋分の日、それぞれを中心にした前後3日間を含む計7日間を、春の彼岸、秋の彼岸とし、 先祖のお墓参りをする習慣があります。「祖先を敬い、亡くなった人をしのぶ日」として国民の祝日になっています。 「暑さ寒さも彼岸まで」と言われ、 この日を境に涼しさが増してきます。
2020年は、20日(日曜)・21日(敬老の日)
・22日(秋分の日)3連休と、なります。
主婦休みの日 9月25日 こんな嬉しい響きの日、お母さん達は、知らないと損です!
( お母さんたちは、どんなに疲れていても、家事に休日はありませんよね。 1月25日、5月25日、9月25日を、「家事を休む日」として、 サンケイリビング新聞社はじめリビング新聞グループが提唱しています。 この日ばかりは、お子さまやお父様に、家事にチャレンジしてもらってもいいかも~。
日本の秋の風物詩ともいえるのが、十五夜、お月見です。
「中秋の名月」とも 云われています。
月にウサギ?! 「月ウサギ伝説」
小さいころ、「月でウサギさんが餅つきをしている」と聞いた記憶がありませんか?
それを聞いて、たしかに月面の模様が、そう見えるような見えないような・・・。
この「月ウサギ」の由来に関して一番有名な説は、インドのジャータカ神話によるものです。
月見といえば、「月見団子」!
お月見ときくと、すぐにお団子をイメージする方が多いと思いますが、何故 ? お月見の時に「これからの収穫を祈る」という事で、 収穫物であるお米で団子を用意したのが月見団子の由来だと考えられています。 また、ススキを飾るのは、その形状が稲穂(お米)に似ているからで、 本物の稲穂を供えることもあるようです。 また、十五夜は別名「芋名月(いもめいげつ)」ともいい、 里芋など芋類の収穫を祝う行事でもあるのだと。 秋の初物で作る「きぬかつぎ」は、十五夜には欠かせないお供え物です。