September
長月
日増しに夜が長くなるので「夜長月」。 それが「長月」になったといわれています。
季節:仲秋(ちゅうしゅう) ※白露から寒露の前日まで。
9月は30日あり、夏と秋の境目とした季節にあたります。
9月はその年の12月と同じ曜日で始まります。
日本では、旧暦9月を長月(ながつき)と呼び、現在では新暦9月の別名としても用いています。
長月の由来は、長い月夜「夜長月(よながつき)」であるとする説が有力です。
英語の月名 『September』は、ラテン語で「第7の」という意味の「septem」に由来しています。
実際の月の番号とずれているのは、
紀元前46年まで使われていたローマ暦が3月起算なので、3月から数えて7番目という意味になります。
1923年9月1日午前11時58分に発生した
関東大震災 死者行方不明者14万人以上とされる惨事を教訓として
防災の意識を高めるために政府が1960年に制定し、
毎年全国で防災訓練が行われます。
日々の防災はこういった訓練に参加することで被害から逃れられます。
各地域の情報をチェックしておきましょう。
重陽(ちょうよう)は、五節句の一つで、9月9日のこと。
旧暦では菊が咲く季節であることから菊の節句とも呼ばれる。
陰陽思想では奇数は陽の数であり、陽数の極である9が重なる日であることから「重陽」と呼ばれる。
奇数の重なる月日は陽の気が強すぎるため ..
「重陽」とは9月9日にあたり、菊に長寿を祈る日です。
陽(奇数)が重なる日そして、奇数の中でも一番大きな数字という意味で重陽といわれています。
日本では奈良時代から宮中や寺院で菊を観賞する宴が行われています。
中国では菊に邪気を祓い病気を治す力があると信じられ、
菊酒を飲む風習がありました。
重陽の節句に登場する「菊酒」は、菊の花・葉・穀物(黍と米など)で作られる薬霊酒です。
菊には疲労回復や食欲増進効果があるとされ、
中国後漢末の書物には、「菊の滋液」を飲んでいる地域の人は皆長寿であると書かれています。
それが日本に伝わり、寿命が増すようにと菊酒を祝いに用いるようになりました。
旧暦の8月15日を「中秋節」「十五夜」「中秋の名月」といいます。
「中秋の名月」とは"秋の真ん中に出る満月"の意味で、
旧暦では1月~3月を春、 4月~6月を夏、7月~9月を秋、 10月~12月を冬としていたことから、
8月は秋の ちょうど真中であり、8月15日の夜に出る満月ということで、
そう呼ばれるようになりました。
月が見える場所などに、薄(すすき)を飾って月見団子・里芋・枝豆・栗などを盛り、
御酒を供えて月を眺めました。
この時期収穫されたばかりの里芋を供えることから、
十五夜の月を特に芋名月(いもめいげつ)と言われます。
2019年の十五夜は9月13日(金)です 天気がよいといいのですが・・
澄んだ夜空に浮かぶお月様をぜひ眺めたいものです。
2016年 中秋節(お月見) 9月15日木曜日
2017年 中秋節(お月見) 10月4日水曜日
2018年 中秋節(お月見) 9月24日月曜日
敬老の日は、 「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、
長寿を祝う」 「 国民の祝日 」 です。
はじめは1951年(昭和26年)に9月15日が「としよりの日」として制定されましたが、
名称がよくないと不評で、1963年、老人福祉法の制定に伴い「老人の日」と改められました。
1967年には祝日法の改正により、
国民の祝日「敬老の日」 と 改められました。
敬老の日は2003年(平成15年)から9月の第3月曜日となりました。
2016年 敬老の日-- 9月19日(月曜日)
2017年 敬老の日-- 9月18日(月曜日)
2018年 敬老の日-- 9月17日(月曜日)
2019年 敬老の日-- 9月16日(月曜日
●長寿のお祝い
60歳 還暦(かんれき)・・・ 60年で干支がひと回りし生まれた年の暦に戻ることから
70歳 古希(こき)・・・ 杜甫(とほ)の詩の「人生七十古来稀(こらいまれなり)」から
77歳 喜寿(きじゅ)・・・ 「喜」の草書体は「七」が3つで「七十七」に見えることから
80歳 傘寿(さんじゅ)・・・ 「傘」の略字が「八十」と読めることから
88歳 米寿(べいじゅ)・・・ 「米」の字を分解すると「八十八」になることから
90歳 卒寿(そつじゅ)・・・ 「卒」の略字が「九十」と読めることから
99歳 白寿(はくじゅ) ・・・「百」から「一」をとると「白」になることから
「春分の日」「秋分の日」には、昼と夜の長さがほぼ等しくなります。
祝日法では、春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日とされ、
秋分の日は「祖先をうやまい、亡くなった人々をしのぶ」日とされています。
「春分の日」と「秋分の日」を中心とした、それぞれ前後3日間の計7日間が「彼岸」です。
春分の日・秋分の日を「彼岸の中日」といい、彼岸の初日を「彼岸の入り」、
最終日を「彼岸の明け」といいます。
現世と来世の境を川にたとえ、煩悩の多い現世を川のこちらの岸「此岸(しがん)」、
悟りの境地である来世を川の向こう岸「彼岸」と呼びます。
仏教では、西の彼方に極楽浄土があるとされています。
春分・秋分には太陽が真西に沈むので、 極楽浄土の場所がよくわかり阿弥陀仏を礼拝するのにふさわしい、 また昼夜の時間が等しくなるので「中道」の教えにかなう、などと考えられてきました。
一般の家庭でもお仏壇を清め、お供えをして、ご先祖様のお墓参りに行きます。
お彼岸は、他国には見られない日本独自の仏教行事ですが、
農業文化に根ざした太陽信仰とも密接に結びついていたのでしょう。
だからこそ、広く民衆に定着したとも言えます。
「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるように、お彼岸はちょうど季節の変わり目。
この時期に、太陽とご先祖様に収穫を感謝し、
豊作を祈るという意味合いもお彼岸にはありました。
【 秋彼岸 】
9月20日(木):彼岸入り
9月23日(日):彼岸の中日(=秋分の日。祝日)
9月26日(水):彼岸明け