月見ヶ丘のブログ -10ページ目

朧月を背景に・・・

こんばんわ、古風です。

空に朧気な月が昇っていますね・・・綺麗だ。

今日はバトンということで書いてみました。

初めてなので緊張します(;^_^A

でもがんばりますよ~(`・ω・´)ゞ

それじゃ初めてのバトンいきます!




名前
古風 凪




・生年月日

11月25日


・誰から送られた?

六条 栞さん


・送り主は大切?

そりゃあもう、大切な友達ですよ

・送り主との交流はいつから?
一年前です。


・送り主の性格は?これからも?

おもしろい人そして優しい人

どうかよろしくお願いします。
・送る人はあなたにとって大切?

もちろん!


・送る人に対して、一言

えと、よろしくお願いします。



・送る人1人


・真紅さん

知り合い少ないなぁ

行間

行間・重なる思い
「切」
「ん?」
「一緒に寝ていい?」
「うんいいよ」
そう答えると夕はこちらの毛布へ潜り込んできた。
夏も近いのに暑いと言うより暖かくて気持ちいい。
それに夕からは甘くていいにおいがして、まるで生きてる匂い袋のようだ。
もっと嗅ぎたいと思って鼻を擦りつけると夕もこちらへ体をすり寄せてくる。
匂いが濃密になり肺が夕で満たされる。
「夕って柔らかいし、いい匂いだし、可愛いし本当にいいよね」
「そんな事言ったら切だってふわふわで、ふかふかで、おっぱい大きいじゃん」
「大きいったってCよ」
「・・・私Aだもん」
「たくさん食べて大きくならないと」
「太るじゃん」
ぴきっ。
「へぇ、夕がそれを言うんだぁ。四十二キロの夕ちゃんが・・・」
「ひっ!ごめんなさい!別に切の体重がごじゅ、むぐっ!」
「言うな、それ以上言わないで。じゃないとわたし、夕のことを・・・」
「あ、あわわわわわ。ごめんなさいっ!」
「んー?なにがかなぁ」
「えっと、その、うう。ふええぇぇぇん」
「くっくっく」
やっぱり夕は可愛いなぁ。
これからも夕と一緒の生活が続いていくのだろう。
「これほど嬉しい事はない・・・か」
「くすん・・・、切?」
「ううん、やっぱり夕は可愛いなぁって」
「そ、そんな!事・・・」
「ふふふ、顔真っ赤だよ」
「ーーっ!」
「くくく、反撃できるのならしてみなよー、ふふふ」
「・・・言ったね、切」
「へ?んむっ!?」
いきなりキスされた。しかも夕は私の口へ舌を入れて私の舌と絡めてきた。
「ん、ふ、ふぁ・・ゆ、夕・・む、んっ、んんーっ!」
「は、ちゅ、れろ、ちゅ。ぷは」
「はあ、はあ、ゆ・・う?」
「ふふふ、切こそ可愛いじゃん。人の事、言えないね」
「っく!ふ、ふんっ。そんなことないよ」
「わ、悔しがってる。切ったら可愛いなぁ」
「・・・ばか」
「今回はボクの勝ちぃ」
「・・・・・」
「せ、切?どうしたのかな?」
「いや・・・ちょっとね」
こんな日々が続きますように・・・


三話に続く

その2

キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴り今日の授業が終わった。
「ふう、終わった。夕、帰ろ」
「うん」
窓越しに外を見ると雨はまだ降っている。
ふと、一つの傘に入って下校している二人の少女が目に入った。
「あれって、確か夕と同じ日に転入してきた葵さんだ。隣にいるのは隣のクラスの・・・だれだっけ?」
「・・・」
「二人とも仲良さそうだねー」
「っ!」
「もしかしてつきあっていたりして!」
次の瞬間にはボクは走り出していた。
後ろから切の声が聞こえた気がするけどかまわず走った。
気づくとボクは中庭にいた。
ボクの体を雨がぬらしてゆく。
「なんでっ!なんでっ!ボクも、切も同じ女の子なのに!なんでっ!」
なぜかとても切なくて、切が他の人と居るだけで胸が苦しくなる。
「なんで・・・。こんなにも、好きになってしまったんだろう・・・」
「夕っ!」
後ろを向くとそこには息を切らした切がいた。
「夕、いったいどうしたの?」
「こないでっ!」
ボクがそう叫ぶと切は体を震わせて立ち止まった。
「夕・・・」
「ダメなんだよ、今のボクはおかしいんだもん。自分でもわからないくらい切の事が好きなんだもん!」
「夕・・・それ、本当?」
ボクは頷いた。だって、好きなのは本当なんだから。
「ははは、ボクのこと嫌いになった?そりゃそうだよ、だって女の子なのに女の子のことが好きになるなんて変だも
一瞬何が起きたのかわからなかった。
暖かくて柔らかな物で唇をふさがれたのだ。
目の前には大好きな切の顔、なぜ?どうして?だって切はボクのことなんか、
「好きだよ、夕。私もあなたのこと、だーいすき」
「そんな・・・そんなの嘘だ
また唇をふさがれる。
さらに切はボクを抱きしめてきた。
「もう一度言うよ。私は夕のことがだいだいだーいすきっ。今世界で一番好きな人。家族と同じくらい大事な人」
「本当に?」
「うん!私は夕と会ったときから好きだったよ」
そう言われて、ボクは瞳から雨を流した。
それは、とても暖かな雨だった。


「だけどさー、夕ったら妬きもちなんて可愛いなー」
「うう、切のいじわる」
こっちを上目遣いで子猫のようにに見てくる。やば、鼻血出そう。
「すきありっ!」
「ふわっ!せ、切、んぁ、ん、んふ、ぷは」
「へへー、いただきっ!」
「切ーっ!いきなりキスなんて、は、くしゅっ!うー、ちょっと冷えた」
「あー、シャワー浴びる?」
「うん、でも銭湯は六時まで使用禁止だし」
「大丈夫、この部屋にも狭いけど浴室あるから」
「そうなんだ、じゃあ借りるね」
そう言って夕は個室の浴室へ。
「くしっ、うう、私も少し冷えたかな?」
でも浴室は一つしかない。
「ふふふ、これはからかいがいがありそうだわ」


「ふんふふーんふん」
冷えた体にシャワーの熱いお湯が心地よい。
「お風呂ももう少しで沸くみたいだし、それにしても銭湯は六時から、なんて別に困らないと思っていたけど」
実際困っていたのだ。個別の浴室の存在をボクは知らなかった。
「ふふ、でも切とキスしちゃった!」
唇に指を当てると感触が思い出される。
「キスがあんなに暖かくて、気持ちいい物なんて初めて知ったよ」
「気持ちいいならもう一回してみる?」
「うんうん、是非したいな・・・って切!?」
「夕、私も濡れちゃったから・・・ね?」
「ね、って・・・はぁ、まあいいか」
「わーい、背中流してあげようか?」
「いい、あのときみたいになっちゃうかもしんないから」
そう、転入初日の銭湯に行った日のことだ。(一話目参照)
「だからあれはゴメンって言ってるじゃん」
「ううー、切だけだからねあんな事起こしたの」
「あんな事ってどんなこと?」
「・・・・・」
ボクは黙るしかなかった。おそらく顔は真っ赤だろう、顔がほてっているのが自分でも分かる。
切はやはりこちらを見てにこにこしている。
「・・・背中」
「へ?」
「背中、洗ってくれる?」