　月の一雫を投げ入れたような薄青色の光が、突然、窓からの違う色の、イエロオーカーのような強い色が、ばあーーーっと入ってくる瞬間が好きだ。

　朝がいい。

　香りの強い珈琲を飲みながら。

　ユーミンやニーナシモンを聴きながら、次第にリズムの強いレコードを回し始める頃。

　Gretchen Parlatoを最近よく聞く。

　黒人霊歌なんかを聞いたり。最近卓球で話題の南アフリカ、いずれ地球人の四人に一人がアフリカの人たちになるという。

　もう一人はインド人。

　ともに、独特の音楽を持っているので。日本の音楽家たちも、それらの魅力を取り入れて、私たちを人生を生きる幸福をますます増やしてくれるに違いないな。

　その本質は。リズムと、繰り返し。

　　これを無限に繰り返す。

　まるで夢の中に入り込むようだけども。

　　幻覚剤を飲みながら火を焚いて村のみんながそうやって魂を一体にしていた古来の儀式を連想する曲の数々。

　インド、アフリカは、そういう魅惑の音が多い。

　　それで。

　　アフリカン太鼓や、シャタールを聴きながら、我が家のやっとローンの終わったボロ家の裏で作業をする。

　夏が近いので。花火を感じる。

　三島由紀夫は美には二つあって、それは、1　大島紬のような永遠を目指すもの　2 　花火のような瞬間の美しさ　があると書いている。

　日本の花火。特に。

　世界一美しいと言われている、日本の花火大会。色彩が豊かなような気がする。

　長岡・片貝・神明・赤川・大曲などの有名花火大会は、生きているうちに、妻と行ってみたい。

　そんなことを考えながら、土いじりをして、遊んでいたら、箸を花火みたいに置いてみた。

　　亡き父が、庭に捨てた恐るべき数の錆びついたパイプや、鉄管やら、板の数々。

　　電話で聞いてみて、見積もりをわざわざ家まで来てもらい、専門家の人が言うには、「15万くらいですね、最低でも」と言われた。

　　　それで。自分でやることにしました。

　　　私は保険に入っているので。私が死んだら、この土地は整理して売るなり住むなり妻に任せています。

　　　だから。これらの廃品、廃墟のオブジェはその時にキレイになります。

　　　今は、私はこれからの廃品とともに遊んでいます。　ただ、家の横に置いておくのも勿体無いからです。

　　　そして。夏が近づき、花火の季節。脳裏に焼きついたYouTube画像などを思い起こしつつ。夏を楽しみます。

　　　そのあとは、ここには過酷な冬がありますが、それもまた、楽しみです。

　　　妻と妻のお母さん。9月にやってきますので、冬の準備を一緒にするつもりです。

　　　家の裏の廃品の遊びもまた冬の雪に覆われますが、またまた、来年の春に姿を表します。それが楽しみでもあります。

　　　その前にまずは、夏の花火を楽しみたい。

ふと 思うこと 廃品あそび 花火 夏 6月に入る